ロシア文学史 (岩波全書 341)

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (350ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000208932

作品紹介・あらすじ

本書は、中世期から発し、バロック、ロマン主義、リアリズムを経て現代にいたるロシア文学の発展を、自律する芸術の様式史の一局面として辿り直し、ヨーロッパ文学との相互影響という観点に留意しつつ描き出した、新しいロシア文学史の試みである。

感想・レビュー・書評

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  • ロシア文学の全体像をコンパクトにまとめている本です。

    中世から現代までのロシア文学を概観していますが、20世紀のロシア文学についてはあまり触れられていません。やはり中心になるのは、トゥルゲーネフやゴーゴリ、ドストエフスキーやトルストイなどの19世紀の文学ですが、この時代の文学の流れをロマン主義からリアリズムへの変遷としてまとめ、その時代に活躍した作家や批評家たちについて簡単な説明をおこなっています。

    もちろんそれ以前のロシア文学の流れについても解説されているのですが、わたくし自身にはなじみのない人物ばかりで、正直なところあまり内容が記憶にのこっていません。とはいうものの、ロシア文学史を一通りながめるためには有益な本ではないかと思います。

  • まとめ方がうまい。

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著者プロフィール

東京大学名誉教授。川端康成記念会理事長。ロシア文学・比較文学。著書に『薔薇と十字架―ロシア文学の世界』(青土社、1981年)、『ロシア文学史』(岩波書店、1986年)、『ユートピアの幻想』(講談社、1993年)など。

「2017年 『川端康成スタディーズ』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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