愛と心の迷宮 イタリアと日本

  • 岩波書店 (2001年3月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784000220019

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プレミアム

みんなの感想まとめ

日本の伝統的な文化や民話を背景にしたエッセイは、著者がイタリアでの生活を通じて得た恋愛観を鮮やかに描き出しています。坂東さんは、日本人とイタリア人の恋愛観の違いを冷静に分析し、時には厳しい指摘を交えな...

感想・レビュー・書評

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  • 人生は美しいと言うメッセージはイタリアという国に似合う。ようだからこそ今大勢の人々がイタリアに旅行する
    ステレオタイプの国民性で表現すると、折り目正しいイギリス人や、小粋で理性的なフランス人、陽気さ中に陰りを潜ませるスペイン人、厳格なドイツ人にはない、軽さと陽気さがある
    戦時中日本人はすべて忠臣化していった。一億玉砕とは日本人すべてが忠臣型英雄になるための仕掛けだったのだ。
    心とは無色透明な感情の容れものである、と私なりに定義しておきたい。この容れものに愛や嫉妬、憎悪や悲しみといった、種々の感情が入っていったり出て行ったり、居座っていたりする。人によってこの容れものはとても大きかったね小指の先程も小さかったりする

  • 日本の土着信仰や民話や
    風習などに基づいた小説が多い坂東さんのエッセイです。
    イタリアが好きでそちらの生活経験も兼ねての
    恋愛観を書かれているとあって、気になって読んでみました。

    「えっ」と坂東さんに対する印象がガラリと変わりました。
    今までは、日本人大好きな民話学者と言ったイメージでしたのに、
    恋愛上手なイタリア人と日本人を比較し、
    冷静にその恋愛観を分析する知能の持ち主であり、
    日本の男はだからダメとはっきり欠点を述べ、
    奔放的な女性愛も唱えるという
    開放的、発展的な考えの持ち主でした。

    『ロミオとジュリエット』になぞえて『風と共に去りぬ』を解説するあたりは、
    「うーん。そうか」と唸ってしまいました。
    この二つの小説、全然違うのですが、
    登場する男女の性格や恋愛観がおりなすストーリー展開が
    全く同じというのですから・・・。

    典型的な日本女子の頭の私には考えもしなかったことです。
    外国で暮らして外国人の生活習慣を熟知した彼女だからこそ、
    考えられることだと思いました。

    広い見聞を得るために、海外留学など盛んに言われますが、
    確かに外から狭い日本を見つめ直す必要はあるようです。

    坂東さんは、外国、特にイタリアの暮らしに根付く、
    開放的な印象を愛するが故に、
    それに対する日本の暗い部分の土着信仰を
    小説によく取り上げられています。
    問題提起という形で、書かれたのかなあと思いました。

  • つまんない

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著者プロフィール

高知県生まれ。奈良女子大学卒業後、イタリアで建築と美術を学ぶ。ライター、童話作家を経て、1996年『桜雨』で島清恋愛文学賞、同年『山妣』で直木賞、2002年『曼荼羅道』で柴田連三郎賞を受賞。著書に『死国』『狗神』『蟲』『桃色浄土』『傀儡』『ブギウギ』など多数。

「2013年 『ブギウギ 敗戦後』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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