愛のひだりがわ

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 148
レビュー : 28
  • Amazon.co.jp ・本 (295ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000220057

作品紹介・あらすじ

幼いとき左腕を犬にかまれたため片腕が不自由になってしまった少女、月岡愛。母を亡くして居場所を失った愛は、行方不明の父を捜すため旅に出る。大型犬のデンとダン、不思議な老人や同級生の片貝サトルに助けられながら、少女は危機を乗り越えてゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 犬と話ができる愛は、父親を探して旅に出る。ジュブナイルですが、最後の最後に筒井ワールドだな、って感じさせられた。キレイなことばかり言ってない、人生には楽しいものと同じくらい汚くてつらいこともある。けれどくじけずに前向いて歩こうよ。うまくいけばいいしうまくいかなくても人生。大人になるって寂しいことでもあるよね

  • 微妙…
    ラストはえ〜⁈って思った。
    児童文学の内容にしてはちょっと黒すぎて子供には読ませたくないなぁ。

  • 挫折。無理でした。

  • 本の帯には以下のあらすじが書いてある。

    「幼いとき犬にかまれて片腕が不自由な小学六年生の少女、月岡愛。母を亡くして居場所を失った愛は、仲よしの大型犬を連れ、行方不明の父をさがす旅に出た。思いがけない事件につぎつぎとまきこまれながらも、少女は危機をのりこえてゆく。(以下略)」

    児童文学ゆえのひらがなの多さや、昔ながらの言葉使い、地の文が小学生向けの?言葉で書かれているので、最初は読みにくかった。
    でも次第に引き込まれていった。
    愛ちゃんはすごいなあ。
    たくましい。
    最後の犬と話せなくなる場面は悲しい。

  • こういうのも良いね。

  • 父に捨てられ、死んだ母の金を横領され、母の働いていた小料理で働き始めたいじめられっ子の愛は幼い頃犬のダンに嚙まれ左手が不自由。しかし愛が雑誌に載った金を部屋を荒らされ問い詰められて、父を探しに行こうと一念発起し家出、旅を始める。
    犬語の分かる愛はダンの妻デンを連れたりご隠居さんをお供にしたり、小学校の同級生だったサトルに助けてもらったり、詩才のあるDVを受けている女性を救ったり、ダン率いる犬の群を連れたりしながら東京へ来て、犬による喫茶店の護衛をすることで生活を始める。
    中学生になり私立学校で好きな勉強にも専念できるようになる。
    ご隠居さんが出所すると聞いて犬を連れ迎えに、行く途中で暴走族に両親を殺され攫われたお嬢様歌子さんと出会う。彼女は暴走族のリーダーとなっていた。歌子さんとご隠居さんと、ご隠居さんの金を愛から奪った不法投棄をする業者を会社ごと乗っ取る。
    愛のひだりがわはいつも誰かに守られているのだ。
    地元に戻っていた父と再会する。冷静に受けとめる。サトルの恋人とも会う。みんなに見送られる。
    犬語が話せなくなってしまったことに気付く。大人になったことに気付く。

    (;∀;)イイハナシダナー

  • ぽろぽろ泣いた。やさしい気持ちになれた。
    短編は食事中には読めないほどのグロさなのにたまに出すコレ系は何だ。
    このギャップがまた好き。

  • わたしもわんことお話したい

  • すごく久しぶりに筒井康隆さんの作品を読んだ。
    こんな感じだったかなぁ。

    主人公の愛ちゃんの不思議な能力と、冒険の物語。
    こんなに強くないので、決して出来ないと思いますが、
    たくさんの人に支えられ、助けられて、進んで行きます。
    自分で考えて、自分で決める。見習いたいですね。
    ラストシーンは、不思議な能力の喪失がたんたんと
    語られていて、自分にはしっくりくるような、こないような
    感じです。

  • ふいんき語り

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著者プロフィール

筒井 康隆(つつい やすたか)
1934年大阪市生まれ。日本を代表するSF作家の一人と目され、小松左京、星新一と並び「SF御三家」と称されることもある。
1981年『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989年「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1993年に断筆宣言を行ったことは大きな話題になった。1996年断筆解除後には、2000年『わたしのグランパ』で読売文学賞、2010年に第58回菊池寛賞、2017年毎日芸術賞をそれぞれ受賞。2002年には紫綬褒章も受章している。
代表作のひとつ『時をかける少女』は度々映画化、アニメ化され、多くの読者に愛される。ほか『日本以外全部沈没』、『文学部唯野教授』、『旅のラゴス』、『残像に口紅を』などは機会あるごとに話題となり、読み返されてきた。

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