愛のひだりがわ

  • 岩波書店 (2002年1月24日発売)
3.49
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Amazon.co.jp ・本 (270ページ) / ISBN・EAN: 9784000220057

みんなの感想まとめ

愛と成長をテーマにした物語が描かれ、主人公の愛ちゃんは犬と共に父親を探す旅に出ます。この作品は、筒井康隆特有の寓話的要素が散りばめられ、魅力的なキャラクターたちが登場します。エロやグロが控えめで、読み...

感想・レビュー・書評

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  •  タイトルそのまま、ヒロインの左側にはガーディアンが付き従う。
     帯カバーに「マジック・リアリズムで描く、愛の冒険」とある。イヌ語を解するヒロイン、空色の髪のボーイフレンドがマジックなのか。
     『伊豆の踊子』のように、何度となく映像化される『時をかける少女』より、ジュブナイルとして上だと感じた。
     ただ、82頁2行目「サトルや自警団が追ってはこないと、安心していたのかもしれない」は間違いであろう。サトルはガーディアン側だ。

  • 2021/1/11読了 星★★★3.3
    筒井さんの作品にしては、エロもグロもなく少し物足りない位だったけど、話は回りくどいところが無く読みやすかった。
    amazonの商品説明によると、【本書は、SFやブラックユーモアなど幅広いジャンルにわたる筒井作品の中で、『時をかける少女』や『わたしのグランパ』などの少年少女小説に分類される】だそう。
    だからエログロ無いのか…でも『私のグランパ』は結構エロもあった気がするけど。

  • 4000220055
    kc本
    2007/2/4読了

  • 愛のひだりがわ

  • 犬と話ができる愛は、父親を探して旅に出る。ジュブナイルですが、最後の最後に筒井ワールドだな、って感じさせられた。キレイなことばかり言ってない、人生には楽しいものと同じくらい汚くてつらいこともある。けれどくじけずに前向いて歩こうよ。うまくいけばいいしうまくいかなくても人生。大人になるって寂しいことでもあるよね

  • 微妙…
    ラストはえ〜⁈って思った。
    児童文学の内容にしてはちょっと黒すぎて子供には読ませたくないなぁ。

  • 挫折。無理でした。

  • 本の帯には以下のあらすじが書いてある。

    「幼いとき犬にかまれて片腕が不自由な小学六年生の少女、月岡愛。母を亡くして居場所を失った愛は、仲よしの大型犬を連れ、行方不明の父をさがす旅に出た。思いがけない事件につぎつぎとまきこまれながらも、少女は危機をのりこえてゆく。(以下略)」

    児童文学ゆえのひらがなの多さや、昔ながらの言葉使い、地の文が小学生向けの?言葉で書かれているので、最初は読みにくかった。
    でも次第に引き込まれていった。
    愛ちゃんはすごいなあ。
    たくましい。
    最後の犬と話せなくなる場面は悲しい。

  • こういうのも良いね。

  • 父に捨てられ、死んだ母の金を横領され、母の働いていた小料理で働き始めたいじめられっ子の愛は幼い頃犬のダンに嚙まれ左手が不自由。しかし愛が雑誌に載った金を部屋を荒らされ問い詰められて、父を探しに行こうと一念発起し家出、旅を始める。
    犬語の分かる愛はダンの妻デンを連れたりご隠居さんをお供にしたり、小学校の同級生だったサトルに助けてもらったり、詩才のあるDVを受けている女性を救ったり、ダン率いる犬の群を連れたりしながら東京へ来て、犬による喫茶店の護衛をすることで生活を始める。
    中学生になり私立学校で好きな勉強にも専念できるようになる。
    ご隠居さんが出所すると聞いて犬を連れ迎えに、行く途中で暴走族に両親を殺され攫われたお嬢様歌子さんと出会う。彼女は暴走族のリーダーとなっていた。歌子さんとご隠居さんと、ご隠居さんの金を愛から奪った不法投棄をする業者を会社ごと乗っ取る。
    愛のひだりがわはいつも誰かに守られているのだ。
    地元に戻っていた父と再会する。冷静に受けとめる。サトルの恋人とも会う。みんなに見送られる。
    犬語が話せなくなってしまったことに気付く。大人になったことに気付く。

    (;∀;)イイハナシダナー

  • ぽろぽろ泣いた。やさしい気持ちになれた。
    短編は食事中には読めないほどのグロさなのにたまに出すコレ系は何だ。
    このギャップがまた好き。

  • わたしもわんことお話したい

  • すごく久しぶりに筒井康隆さんの作品を読んだ。
    こんな感じだったかなぁ。

    主人公の愛ちゃんの不思議な能力と、冒険の物語。
    こんなに強くないので、決して出来ないと思いますが、
    たくさんの人に支えられ、助けられて、進んで行きます。
    自分で考えて、自分で決める。見習いたいですね。
    ラストシーンは、不思議な能力の喪失がたんたんと
    語られていて、自分にはしっくりくるような、こないような
    感じです。

  • ふいんき語り

  • ロリコンがリアルにきもいと思った

  • 犬の言葉がわかる愛の、大人になるまでのお話。
    愛を取り囲む人たちは、親族以外は最高に楽しくていい人たち。東京で落ち着いた店の人たちが、嫌な人たちだったらどうしようってドキドキしたけど、そこの人たちも、そこそこいい人たちでよかった。
    それにしても、じーちゃん達超かっこいい! 愛のために皆で会社のっとりするとこなんて、めっちゃ楽しかった!
    それでも、最後は胸にじんわり・・・。

    普段の筒井節とはちょっと違うと思うのですが(きいにとっての筒井節は「オレに関する噂」とか「日本以外全部沈没」とか)ちょっと切なくて暖かくなるお話です。
    わりとさらっと読める~~。

  • 09/06/10
    筒井康隆のジュベナイルは一味違う。
    自然な感じで始まって、現実とはちょっと
    違った世界を描き出す。
    純粋さが失われていく中で超能力的な
    力が失われていくようなありがちな展開も
    あるが、話の中に一本貫かれた「やさしさ」も
    感じられる。

  • だいすきな本です。

  • 皆に勧めて回りたい

  • 2006.9.22

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著者プロフィール

筒井康隆……作家、俳優。1934(昭和9)年、大阪市生まれ。同志社大学卒。1960年、弟3人とSF同人誌〈NULL〉を創刊。この雑誌が江戸川乱歩に認められ「お助け」が〈宝石〉に転載される。1965年、処女作品集『東海道戦争』を刊行。1981年、『虚人たち』で泉鏡花文学賞、1987年、『夢の木坂分岐点』で谷崎潤一郎賞、1989(平成元)年、「ヨッパ谷への降下」で川端康成文学賞、1992年、『朝のガスパール』で日本SF大賞をそれぞれ受賞。1997年、パゾリーニ賞受賞。他に『家族八景』『邪眼鳥』『敵』『銀齢の果て』『ダンシング・ヴァニティ』など著書多数。1996年12月、3年3カ月に及んだ断筆を解除。2000年、『わたしのグランパ』で読売文学賞を受賞。

「2024年 『三丁目が戦争です』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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