「赤毛のアン」の秘密

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 35
レビュー : 8
  • Amazon.co.jp ・本 (282ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000220217

作品紹介・あらすじ

なぜ「赤毛のアン」は日本で強い人気を保っているのか。モンゴメリの生涯と創作過程を詳細に追跡し、男まさりの少女の成長の物語が戦後日本の女性の内面と深く関わっていることを論じ、新しい「アン」像を打ち立てる。

感想・レビュー・書評

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  • 赤毛のアンの研究書。いろいろな人のいろいろな意見を拝見できるのは為になる。研究なので批判的な面もあるが、それが魅力を失わない理由まで突っ込んでいないところを紹介しているような気もした。 青土社の雑誌「イマーゴ」に1991年5月から1993年1月に連載した記事を加筆訂正したもの。 日本の女子学生を対象にした記述が多いので、別の視点を提供したい気もする。
    参考文献一覧がないので作成しました。http://bit.ly/YSE47k

  • 書かれてからずいぶんたっているはずですが、面白かったです。その昔中学生だった頃、女子にはアン・シリーズがとても薦められました。自分でも同性で年が近いため、アンに身近なイメージをいだきつつ読み、いかにもその頃の女子中学生が、身近な環境として「素敵」と思い易いような生活環境を楽しみつつ読み、でも、いつも心に浮かんでいた「?」が少し解明したような気がしました。

    その頃の疑問は第一に「西洋人の少女はこんなにやたらとしゃべり、こんな発言をするのか?」「それともアンが特別なのか」でした。それから、アンの行動や発言が、素敵でしょ?と提示されているから素敵なのかもしれないけど、何だか自分には今一つしっくりこない、ということでした。でも、その頃の自分は周りに薦められたアンが「これが戦前に育った母の頃とは違う、近頃推薦されるスタンダードなのかなあ」と思い込んでしまったフシがあります。

  • 赤毛のアンの秘密、というべきか或いは作者モンゴメリの秘密というべきか。他人の人生をあれこれと推測だけで論ずるのは多分愚の輪極みなのだろうけど、子どもが、(多くは親に対して)差し出した自らの手を取られないままに育つという事が、その後の人生にどれほどの影響を与えうるか。アンはグリーンゲイブルスで、P.E.Iで幸せを手に入れた。ではモンゴメリは?『赤毛のアン』という物語の裏側に潜むモンゴメリの生々しい人間臭さに気付く。

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  • この本は、『赤毛のアン』の作者、モンゴメリの評伝という形をとって、日本人女性の結婚観や幸福観などについて考案したものです。
    『赤毛のアン』既読者の方にオススメ。

    【学生図書コーナー A933.7/OG 】

  • 『赤毛のアン』ファンにはショッキングな本かも。未読のわたしにはたいへん興味深く、身につまされるものをひしひしと感じた。

  • モンゴメリが家庭問題に悩んでいたことをフェミニズム的視点で解釈。日本人女性がなぜこの作品に強い愛着を見せるのかを論じた最終章がとくに興味深い。ただ断定的な口調が多くて、腑に落ちぬ箇所もある。参考文献を詳細に挙げてほしかった。

  • 長かった〜。うーん、ちょっと難しくて途中で飽きるかも。

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