アジアを抱く: 画家人生記憶と夢

著者 :
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  • Amazon.co.jp ・本 (276ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000220514

作品紹介・あらすじ

「わたしの人生の始まりと終りに戦争があった」。日ごと戦争の影の濃くなる満州から戦時下の東京での美術学生時代、さらに戦後の鉱山の連作に到る若い日々。六〇年代の中南米への旅を経て、凍てつくような七〇年代のソウルの春に出会った獄中の徐勝、死刑を宣告された金芝河、そして元従軍慰安婦たち…。アジアを踏みにじり虚栄を謳歌する日本に戦争の傷と記憶を刻みつけ、今なお戦の世に生きる人々に命の種を贈り続ける画家の全貌。

著者プロフィール

神戸に生まれ、少女時代を旧満州大連とハルビンで過ごす。1950年代に画家の社会参加として、鉱山、炭坑をテーマにする。1970年代、韓国の詩人金芝河の詩をテーマとして、絵と詩と音楽によるスライド作品を自主制作するために「火種工房」を設立し、現在にいたる。金策による展覧会が韓国及び欧州各地で開催されている。著作に、作品集『Silenced by History』や自伝『アジアを抱く』などがある。

「2009年 『蛭子と傀儡子 旅芸人の物語』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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