安全なお産、安心なお産 「つながり」で築く、壊れない医療

  • 岩波書店 (2009年10月29日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (176ページ) / ISBN・EAN: 9784000220545

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  • 産み場所の減少、産科医の激務(長時間労働、訴訟リスク)、帝王切開やNICUを必要とするお産(←早産、多胎)の増加、晩婚化、少子化や不妊治療等々、様々なことがすべてつながっているとよくわかる。特にこの本では帝王切開が増えた理由が詳しく書いてあった。逆子だから即帝王切開、となったのはごく最近のことなんだと知った。こういった現状を私たち一人一人が理解して、健康に気を付けて冷静な判断をしていくことの積み重ねが本当に大切だとあらためて思った。我が子の誕生を待つ身で読んで、ひとつひとつのトピックが身に染みる。

  • 医者の減少や、日本が訴訟社会になりつつあることにより、医者の技術で普通分娩できるような事案でも帝王切開が増加していること。
    帝王切開が第二子に与える影響。
    助産院の仕組み。
    NICUの存在が与える、医療機関への負担。

    知らないことが学べて良かった。

  • 妊娠陽性反応が出た翌日、初めて産婦人科に行って「おめでたですね」と言われ、感激して主人に

    「産婦人科って、お産は病気じゃないし、これから新しい命が生まれる幸せな科でいいね~。」

    と何気なく言ったら、非難轟々でした・・・。

    何言ってるの!産婦人科なんて、長時間労働で、何か問題あったらすぐ訴えられちゃうし、今一番なり手が少ないんじゃない?産科医なんかどんどん減ってるよ!!と。

    そうでした。

    実際私が行った一軒目の病院は、すでに満室でお産を受け付けてもらえなかったし、お産ってさまざまな問題があったんですね・・・。

    NICUのベット数の問題、帝王切開の増加、産み場所が無い。

    私自身が産まれたのは、逆子の状態で足から産まれました。
    「怖くて頭から出られなかったんだねー」なんてよく両親にからかわれたものでした。
    しかし現在では、逆子の子はほぼ帝王切開で生まれます。
    なぜ、これまで逆子でも自然分娩で産まれていたのに、帝王切開が当たり前になったのか?という理由も複数の理由が重なって起きているわけですが、なんだか残念な気もしてしまいます。
    現在逆子で帝王切開している人々の中にも、安全にするっと自然分娩できるはずの人がたくさんいるはずなのです。

    NICUの問題も、医療が進歩すればするほど、新しい問題が発生してくる。

    自分自身、幼いころから医学の進歩には頭が上がらないような人生を送ってきているだけに、何がいいのか何とも言えないところです。

  • 周産期医療とその周辺で現場に関わっている人々へのインタビューを元に執筆された一冊。ここだけの話、第二章と第四章の途中で目頭が熱くなりました(T-T)。問題山積みの中、少しずつ解決への道を歩み始めているという事を信じたい…。

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著者プロフィール

妊娠・出産、不妊治療・新生児医療を取材してきた日本で唯一の出産ジャーナリスト。1959年、東京都生まれ。カメラマンとして活動した後、86年より出産関連の執筆活動を始める。国立大学法人東京医科歯科大学、聖路加国際大学大学院、日本赤十字社助産師学校非常勤講師も務める。著書に『未妊――「産む」と決められない』(NHK出版)、『卵子老化の真実』(文春新書)など多数。2016年に『出生前診断――出産ジャーナリストが見つめた現状と未来』(朝日新書)で科学ジャーナリスト賞を受賞。

「2016年 『不妊治療を考えたら読む本 科学でわかる「妊娠への近道」』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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