新しい公共を担う人びと

  • 岩波書店 (2010年8月26日発売)
4.00
  • (1)
  • (2)
  • (1)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :40
  • レビュー :5
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000220620

作品紹介

「新しい公共」とは何だろうか。それは、公共の志をもって自発的に活動する人びとの連携した取り組みであり、人口減少・高齢社会において安定感ある地域社会を構築する鍵である。各地で盛んになっている様々な取り組みは、市場経済の機能を行政と共に補完する役割を担っている。この本では各地における事例を取りあげて分析し、「新しい公共」の将来像を示す。

新しい公共を担う人びとの感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 特徴的な取り組みを現地インタビューなどでまとめ、学術的にも参考にできる書。

  • 新しい公共の存在感を増す中で、行政との連携・協働の在り方はいったいどうなのだろうか?という疑問を持ち続けていた。本書には、「勝手な楽器を持ってきて、勝手に鳴らすことに意味がある」と書かれているが、実際の現場では、行政の振る指揮棒に合わない音を「雑音」と捉えられてしまっているケースが少なくないのではないだろうかと思う。そして、それは行政、新しい公共にとって残念なことではなく、そのサービスの受益者にとって、残念なことである。誰がどのように連携しあうのか勿論大事なことだけれども、「だれのために」行なおうとしていることなのかが大切だ。

  • 「新しい公共」ということばが良く聞かれるようになりましたが、「それって具体的にどういうこと?」という問いに答えてくれるのが本書です。

    そもそも「新しい」と言いながら、実はいにしえの日本で長く行われていた「コミュニティの自立した営み」こそが「新しい公共」の原点だったのですね。

    行政が大きくなり、従来コミュニティが担っていた「公(おおやけ)」の役割の大半を占めるようになったせいで、今や住民は「公」は行政の役割だと思い込んできました。

    けれども多くの人たちが、これからは市民・市民活動団体・企業も公共を担っていこうよ!いく必要があるよ!と気がつき始めました。

    この本は行政の事情や用語が苦手な人にもわかりやすく書かれた「新しい公共を担う」ための入門書としてお薦めできます。

  • 新しい公共の活動は多様だが、大きく4つに分類される。
    1.行政機能の代替であり、行政が担うべきサービスを自らの意思で住民に提供する活動である。
    2.公共領域の補完であり、行政が担うべきとまでは言えないが、故郷的価値の高い領域のサービスを提供する活動。
    3.民間領域での公共性発揮であり、ビジネス的な色彩が強い事業について、それに公共的な価値を賦与して住民に提供する活動。
    4.中間支援機能であり、活動に関係する官と民や民と民を仲介し、他の団体を支援する活動。

    民間企業の社会貢献が注目され始めたのは企業のCSRの必要性が唱えられた2000年ごろから。民間企業がもっと地域の公共のためにお金を使うべきだ。

  • 新しい公共を担う人の顔が見えない・・・。

全5件中 1 - 5件を表示

奥野信宏の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
冲方 丁
宮部 みゆき
有効な右矢印 無効な右矢印

新しい公共を担う人びとはこんな本です

ツイートする