安全保障とは何か 国家から人間へ

  • 岩波書店 (2013年9月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (256ページ) / ISBN・EAN: 9784000220774

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プレミアム

みんなの感想まとめ

「安全保障」という言葉は、通常、国家を軍事的に守ることを指すと考えられがちですが、実はその本質は「個人や人間を守ること」にあります。著者は、近代の安全保障論の基礎を築いたベンサムの視点を引き合いに出し...

感想・レビュー・書評

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  • 【人間の「安全保障」こそが大切】
    私たちは「安全保障」と言えば、第一に日米安保条約を思い浮かべる。「安全保障」とは何よりも「国家を、他国の攻撃から軍事的に守る」ことと思い込んでしまっているのだ。しかし、古関によれば、近代の「安全保障」論を確立したベンサムが目指したのは「国家を守ること」ではなく、「個人、人間を守ること」だった。「安全保障」がもっぱら「国家安全保障」を表すようになったのは、第二次大戦後のアメリカの国際戦略によるものである。
    近年、「中国の脅威」が声高に叫ばれ、奄美諸島、南西諸島に自衛隊基地が急速に一大補強されている。G7で初めて台湾海峡の「平和と安定」が言及され、日本周辺の「安全保障」はキナ臭くなってきている。
    その反面、1994年の国連報告書が「人間の安全保障」という概念を打ち出して以来、北欧やカナダでは「社会的連帯」や「相互扶助」や「共生」を基礎とする「人間の安全保障」を目指すようになった。
    アンポを「人間の安全保障」の観点から見直してみたい。(門倉/本土に沖縄の米軍基地を引き取る福岡の会)

  • ふむ

  • 期待する安全保障とは、安全保障とは期待するうことだとの認識をもって期待そのものが安全保障につながると考えていた。

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著者プロフィール

古関 彰一(こせき・しょういち):1943年東京生まれ。早稲田大学大学院法学研究科修士課程修了。専門は憲法史。獨協大学名誉教授。和光大学教授、獨協大学教授、和光大学理事長を歴任した。日本国憲法がGHQによる、いわゆる「押し付け憲法」ではないことを明らかにした『新憲法の誕生』(第七回吉野作造賞)や、ちくま新書『平和憲法の深層』のほか『「平和国家」日本の再検討』『安全保障とは何か――国家から人間へ』『憲法九条はなぜ制定されたか』『日本国憲法の誕生』(以上、岩波書店)、『対米追従の構造』(みすず書房)、『集団的自衛権と安全保障』(共著、岩波新書)など著書多数。

「2025年 『虚構の日米安保』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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