アベノミクス批判――四本の矢を折る

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (168ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000220828

作品紹介・あらすじ

アベノミクスと称される安倍政権の経済政策は果たして有効か。近時の株高、円安はアベノミクスの恩恵なのか。アベノミクス第一、第二、第三の矢とされるものを順次検討し、いずれも景気浮揚にはつながらないことを明らかにする。さらに第四の矢ともいうべき、安倍政権の真の狙いである「戦後政治改変」の動きもあわせて批判する。

感想・レビュー・書評

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  • 岩波書店から出版されていることから分かるように左寄り。
    本当のようにも思えるし,単なる批判にも思える。
    学問としては成立しない経済学者の言うこと,という理解でいいのでは。
    あべちゃんは本当におバカだから,この批判は理解できないだろうね。
    SNSで知って図書館から借用

  • アベノミクスといいつつ、実際には何もしていないことは自明であるが、本書ではアベノミクスの3つの矢(笑)をそれぞれ批判している。

    1株価高と円安
    →これについての筆者の指摘は鋭い。外国人投資家の動向から、すでに円安・株価高は民主党政権から始まっておりアベノミクスと直接の関連はないとの指摘。

    2国土強靱化政策
    これについての批判はよく意味が分からない。国土強靱化が予算化されていないことを批判しているが、本来は国土強靱化自体の是非を検討すべきでは?

    3経済成長政策
    具体化がみえないとの指摘。至極当然の指摘だが、バブル崩壊以降この手の経済成長政策でまともに成功した試しがあるのだろうか(自民・民主含めて)

  • 読了。高い理想主義は座して得られるものではない。経済政策でも外交政策でも安倍政権をぶった斬り。ポジショントーク的には勿論頷けないけど、歴史認識や説得力ある文章にハマってしまう。何回も読み返す事になる一冊。

  • むかーし『ケインズ』読んだんだけど。
    伊藤光晴、まだ、生きていたんだ。
    何歳?

  • それぞれの指摘(批判)は的確なように思われる。

  • 資料ID:21402515
    請求記号:332.107||i
    配架場所:普通図書室

  • 著者の伊藤光晴が好きで読む。期待した通りの本だった。安倍首相の政策に不安を持っていたがやはり経済政策では何もしていないことがわかった。彼が得意がっている円安も民主党政権末期にはすでに円安に向かっていた事を資料で説明している。安倍が勧める労働者派遣法に筆者は危惧している。「もし学校を卒業して正規雇用されなかったらとすると、一生低賃金ですごさなければならない。健康保険も年金も無縁となる可能性もある。これが日本経済の問題点であると私は思っている」と書いている。
    さらに安倍はマスコミ対策としてNHKを自分の宣伝の為に使おうとしてもくろんでいる。きな臭い話だ。
    多くの人に読んで欲しい本だ。

  • 円高と株高は、アベノミクス以前からはじまっており、それを安倍首相が自分の手柄としたという論調は鋭い。マキャベリズムとしての政治が安倍首相によって行われている事実は、NHKの放送についてはメディア・リテラシー研究でもさらに検証される必要がある。しかし、そうした研究が日本では行われていない。

  • 2012年以降の景気回復は安倍政権の功績なのか?3本の矢を一つずつ折っていく。実は阿部・黒田日銀総裁の金融緩和は米国の金余り時期と一致して日本に外国人の資金が東京市場に大量に入ってきたことにより齎されたことを明らかにする!そして第2の矢の「人からコンクリート」、第3の矢の成長戦略は日本の人口減の動向を考慮に入れていない、その危険性を指摘する。最後に安倍政権の真の狙いである「戦後の理想を求める民主主義の否定と戦前の美しい日本の復活!」が第4の矢。ぜひ多くの人に読んでもらい、淡い「株価が上がる期待」からではなく、検証された確実な理論に基づく、政策支持を選択して欲しいと思う。

  • 第4の矢を折る最終章は、もっとも読み応えあり。こういう話を、他で聞かないのはなぜだろう。

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