安保法制の何が問題か

  • 岩波書店 (2015年9月11日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000220873

みんなの感想まとめ

安保法制に関する深い洞察が得られる作品で、特に集団的自衛権の抑止力についての議論が新たな視点を提供します。憲法学者の視点だけでなく、国際政治学の観点からも分析が行われており、ゲーム理論を用いた検証が興...

感想・レビュー・書評

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  • 憲法学者による安保法制の違憲性については議論が出尽くしているので、興味深いのはⅢ「抑止力が高まる」は本当かの部分。国際政治学からの見解は憲法学者にはない視点でとても参考になる。ゲーム理論を用いて分析すると集団的自衛権の行使による抑止力向上という効果は見出せないようである。この辺は政府の政策目標の妥当性を検証する上で、もっと取りあげられてもよいテーマではないだろうか。

  • 安保関連法と一口に言ってしまい、集団的自衛権のみがクローズアップされがちだが、安保関連法案の中身は自衛隊法、国連平和維持活動協力法、武力攻撃事態対処法、米軍行動関連措置法、海上輸送規制法、周辺事態法などあわせて11の現行法改正および新規法案のまとめであり、それぞれに議論をつめていく価値のある問題もあれば、無理を感じる法案もある。この書籍は、安倍内閣が110時間の議論尽くしたからといって審議を打ち切り(っていったって1法案あたりにすればたったの10時間)で強行採決をして成立させた安保関連法案が、「法律として」どういう問題を含んでいるのかを、いったんまとめて理解するのに役立つ。大きくいえば、これらが「憲法違反」ではないかという見地と、これらが日本の安全保障にとって「本当に有効なのか」ということになるだろう。

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著者プロフィール

早稲田大学教授

「2026年 『君主制原理 その生成、終焉、そして遺産』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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