アメリカ 暴力の世紀――第二次大戦以降の戦争とテロ

制作 : 田中 利幸 
  • 岩波書店 (2017年11月15日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (204ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000220996

作品紹介

第二次大戦および冷戦の覇者、アメリカ。そのアメリカは、どのような経緯で現在の世界の、そして自国の混沌を生み出してしまったのか。大ベストセラー『敗北を抱きしめて』の著者があらたに取り組む、アメリカの暴力の歴史。軍事をめぐる歴史と、テロなどの不安定の連鎖拡大の現状について、簡潔に、かつ深く洞察した。特別の書下ろしとして、トランプ時代を危惧する日本語版オリジナルの序文を付す。

アメリカ 暴力の世紀――第二次大戦以降の戦争とテロの感想・レビュー・書評

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  • 近現代史の巨匠であるジョン・ダワーによる本作は、トランプ就任前の2016年9月の刊行でありながら、トランプが明確に志向するアメリカの暴力を伴う拡張主義を、第二次大戦以降のアメリカ史を丹念に追うことで、それがアメリカという国に強く紐づいている(リベラルとされるオバマ政権時代であってもそれは全く変わることがない)ことを示す論考である。

    これを読むと、改めてアメリカという国が、「本当に存在するかも疑わしい脅威にパラノイアックに固執し、自らの暴力をエスカレートさせていく」異常心理を根底に持つことが、やはりアメリカをアメリカたらしめているのかもしれない、という仄暗さを感じざるを得ない。一方で、脅威をパラノイアックにエスカレートさせていくのは最早アメリカだけの伝統芸ではなく、日本も含めた多くの国がそうなのかもしれない、とも思う。

  • 東2法経図・開架 319.5A/D89a//K

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