- Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000221412
感想・レビュー・書評
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3月新着
東京大学医学図書館の所蔵情報
https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_details.cgi?lang=0&amode=11&place=&bibid=2001948806&key=B145921495402637&start=1&srmode=0&srmode=0#詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
311からこっち、一般人にもそこそこ科学的な知識が必要になったのではないでしょうか。しかもそのハードルがけっこう高かったりしますが、科学というのはつまるところ独善に陥らないための手法や考えかたの道筋のことなんだなという気はしています。多くのひとが口にするように、科学によって森羅万象が明らかにされていないことは確かですが、それでもかなりのことが解明されているのも事実。メカニズムはわからなくても、効果のある治療法が現に確立していたりもするわけです。
ここでの事例は水俣病ですが、原因究明に時間を浪費して、打つべきときに手を打てなかった反省がまたしても活かされていないのかとおもうと暗澹たる気持ちになりますね。
なお、疫学の概要を摑むなら、同じ著者の『市民のための疫学入門』のほうがおすすめです。 -
文字通り、自分の身を守るために、日本人必読の書!
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水俣病事件の際に、医学者が何をしてきたのか。
疫学の専門家から見た、当時の行政の対応のずさんさ、愚かさについて学術的に述べており、大変参考になる。公衆衛生において、疫学の知識は必要不可欠であり、この本はそれがわかりやすく書かれている。お勧めの一冊。