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- Amazon.co.jp ・本 (238ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000221481
感想・レビュー・書評
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地元長岡で購入した新約聖書学者・荒井献の随筆および説教集。
中心は「信」と「知」という内容。
神学者に多くある、聖書を研究し神学を学ぶほどに信仰が遠のくという、「信」と「知」の相克をテーマにしている。非常によかった。
先に著者と仲の悪い田川建三を読んでいたので、どんなものかという姿勢で読み始めたが、キリストに根幹を置く荒井のほうが自分はスッと受け入れることが出来るようだ。婦人・英津子氏の話は心打たれた。
ただキリスト教の現代における信仰ということにおいて、府に落ちない部分はのこる。これは著書とは関係があっても、直接どうこう言うことではないかもしれないが。
イエスが目指したものが自分の真ん中にあってこそ信仰ではないか。今のキリスト者の行き着くところは「諸行無常」か「盛者必衰」か?
09/1/13詳細をみるコメント0件をすべて表示
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