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Amazon.co.jp ・本 (240ページ) / ISBN・EAN: 9784000221511
AIがまとめたこの本の要点
この本を表す言葉
みんなの感想まとめ
言葉を奪われた人々に寄り添う姿勢が全編を通じて感じられるこの作品は、フェミニズムの核心を探求し、日常生活に根ざした思想を提唱しています。著者は、現代社会におけるジェンダーの問題を深く掘り下げ、女性だけ...
感想・レビュー・書評
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ほんとうに、ほんとうにことばをもたぬ人に、徹底して真摯に寄り添う姿勢を、全編からひしひしと感じる。
こちらは緊張していた心身がほぐれていくような。あー。
上野千鶴子という人は、圧倒的な知力を、こんなふうに使う人だったのか。
すっげえ。
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最後の対談「補論 生き延びるための思想」がすごくわかりやすい。
(上野さんもあとがきに書いておられるが、このインタビュアーの方、ほんっとうにすごい…)
我も難民であったのか、とハタと膝を打つ。
この国のくれるコトやモノがことごとく、遠いかんじがしていた。
私が大切に思うことはことごとく、この見慣れ馴染んだはずの社会から、こぼれおちてしまう。
諦念の中に暮らしていた。諦念にすら気づかずに。
「当事者とは、まず言葉を奪われた人たち」
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遺憾なことなのか僥倖なのか知れぬが、フェミニズムど真ん中な現場で仕事をさせて頂いている。
私自身、「女性ではない」ために、時折、自分で自分を切り落とすような気持ちになりながら。
いらだちと孤立感を、あるシンポジウムで「質問」という形をとって、上野さんに直接ぶつけてしまった。(今思えば、上野さんご自身には全然関係ないのに、八つ当たりですよね)
ぴしゃりと言われた。「私はこの立場で話をするよう頼まれて来ているので、そのように話しました」
この本に既に、書いてあった。
「アンタが言っていいのなら、アタシだって、という気持ちをいろんな立場の人に持ってもらえたと思ったから。フェミニズムがすごく良かったと思うのは、その点です」
どんなふうにか分からないが
私の立場の言葉を、私たちが探す。入り口に立たせてもらったんだな。
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次は、スピヴァク『サバルタンは語ることができるか』を読まねばな。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
私が考えるフェミニズムは
弱者が弱者のままで
尊重されることを求める思想のことだ
P235
「命より大事な価値がある」っていう
イデオロギーへの嫌悪
P238
「男士仕立ての思想」で
それにまんまと騙されて
賢いふりをした愚かな女がいる
P238
男仕立ての思想に騙されやすいのが
エリート女の宿命
P239
ヒロイックな価値に向けて
男たちを競い合わせるような
うまいしくみもできている ※
P240
ヒロイズムは女のというか
フェミニズムの敵だ
P240
フェミニズムって
やっぱりダサくて日常的で
「今日のように明日も生きる」ための
思想なんです。
じゃないと子どもも産んでいられない
P69
「公的男性/私的女性」という「分業」のなかで
女性に指定された「私的領域」とは、
フェミニズムが明らかにするようにその実
「公的に構築されたもの」であり、
そればかりか「女性」とは
市民的諸権利からの排除によって定義された
もうひとつの「階級」であった ※
P76
ジェンダー本質主義が根底からくつがえされた今日、
「産む性」だからというだけで
「女は平和主義者」ということもできない ※
P85
わたしは「いのちより大切な価値がある」
と思っていない。
フェミニズムは「生き延びるための思想」
だと思っているし、
そのフェミニズムにとってヒロイズムは
マイナスにこそなれ
利益になることなどない ※ -
女性兵士、慰安婦問題など
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印象に残ったこと
戦争は男だけでは出来ない。ということ。
先日訪れた昭和館の見学で、戦争は男が戦地に行き、女が産業と家庭を支えるという役割分担で成り立っていた、だから総力戦なのだ、軍人のみが英霊となるのはおかしいと感じたことを思い出した。
男が安心して戦争へいけるようにした女も同じく責任を負うということ。
上野千鶴子さんは、ジェンダーを切り口にしつつ、社会の様々な対立構造(軍人と対抗勢力、民族等)を指摘して一方的な価値観の押し付け=命より重い価値があることを批判する。
また、慰安婦問題について韓国だけではなく北朝鮮や中国を挙げたことも、本人が国境や国家と個人は関係ないと言う主張に筋が通っていて、ジェンダーを特別に偏重するのではなくそこからあらゆる人を尊重して考えることを教えてくれた。 -
著者のおおもとの考え方ってこれなんだと思った
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男仕立ての思想の刷り込みから自由になって、いまここでを生き抜く言葉と知恵を持っていきたいと思う。
「命より大事な価値」はあるのか、「尊厳ある生」と言う時、「生」と「尊厳」どちらに力点があるのか。という問いかけにはどきりとした。 -
本質を見抜いた発話。読後はすがすがしさを感じる。批判者を思いやる気持ちがずんずん入ってくるので、人間的な優しさも感じる。ただ・・・。談話を読む限りは「品」はあまり・・・・(^_^)/~
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201010
持ち帰ってよまずにいられないおもしろさ。ただ読むほどに男性から敵視されるに違いない思考スタイルが身につく。 -
「女も男並みに戦争に行け」ではなくて、「男も女並に命を大切にしろ」ってこと。
祈るしかない時もあるけど、祈ってたって変わらないのよね。久しぶりに読んだ上野千鶴子。相変わらず凄まじい逆風を切って颯爽と走ってました。 惚れ直したぜ。
著者プロフィール
上野千鶴子の作品
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