- Amazon.co.jp ・本 (115ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000221580
感想・レビュー・書評
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ぐっと引き込まれてあっという間に読了。かなり、切ないです。登場人物に悪い人がいないのに、なぜか悲劇が起こってしまうんですね。愛情は不思議な物語をたくさんつむぎますね。
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テニスンは19世紀の英国の詩人。
イノック・アーデンの翻訳は数多あるが、
これは朗読用に翻訳されていてとても
読みやすい。
テニスンは牧師の子として生まれ、この
作品のイノック・アーデンにも神への信仰が
通底しており信仰のある者の強さが伺える。
それは光のようで、その強さに惹かれずには
おれないが、一方で人は弱い者だとも言える。
悲しいけれど、美しい物語。
日本語の詩の後に英語の原文も載っており
古く美しい英語の詩が楽しめる。
他の訳も読んでみたい。 -
綺麗な文のリズムで情景が浮かんでくるよう。
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アルフレッド=テニスン原作、原田宗典初の翻訳作品。
朗読用に翻訳されたこともあり、読みやすく且つ一つ一つの言葉がしっかりと心に入ってくる。
原田さんの選ぶ言葉のやさしさが特に表れているような気がした。
装丁も凄く良いので、長く大切にしたい一冊です。 -
150年経っても色褪せない、誠実で切ない物語。