われらが背きし者

  • 岩波書店 (2012年11月7日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (512ページ) / ISBN・EAN: 9784000221955

感想・レビュー・書評

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  • 2020.7 1/5で離脱。読みにくいこと甚だしく、ストーリーは頭に入ってこないし堪らず中断しました。
    といったところで読む本がなくて再度挑戦。

    再挑戦しなきゃよかった。登場人物は多くてゴチャゴチャだし、訳も文脈がわからない、とっ散らかったような文だし、ラストも池澤夏樹さんの帯、ボーゼンとはなんでボーゼンなのかさっぱりわからなかった。とにかくよくわからない本でした。

  • ジョン・ル・カレ著。ロシアマフィアとイギリス諜報部との橋渡しを偶然やることになったカップル。みんなゴールに向かって必死にやってきたのにこの結末はあっけない。エンターテイメントとしては面白かったです。

  • 面白かった。特に会話劇、心理劇といえる部分にぐいぐい引き込まれ、せっせせっせと読んでしまいました。

    謎も残る。戸惑いと怒りが静かにわいてくるけど、誰に対して何に対して向けていいのかわからない。
    どこからだったんだろう。考えれば考えるほど最初から不思議だった気がしてくる。

  • ひさびさの再読。映画を観て再度原作も読みたくなった。映画はペリー役もディマ役もはまってたし、映画的にはああいうラストでないとダメなのかもしれない。でも原作にある、各人物の内面のぶつかり合いとか、ディマの生い立ちとかがないと、このストーリーの運びに釈然としない気がする。初期の頃のル・カレより断然読みやすいけど、常に政府とか組織とか見えない大きな悪意と対峙する人間を描く姿勢は変わっていない。

  • 翻訳がよいのか読みやすい。映画のための予習。ペリーはユアンマクレガーにしか見えない。映画を見てから読んだほうがよかったかも。
    ちょっと『ホームランド』を思い出す展開なところもあり。

  • やっっと読み終えた。
    長かった…
    難解だった…

    でもちょっとだけ、ルカレを読むこつがつかめてきたかな??

    最後まで読もうと思えました。

  • 現実に有りそうな話と「ありえないだろぉ..」と云う
    間くらいのお話が好きな私にとっては面白かった。
    展開重視よりも人間関係や心理描写が絶妙で緻密に描かれているところも〇。
    ただ、現代のマネーロンダリングと諜報部の動きが詳しく描かれていると期待した分、星一つマイナス...ということで。

  • 私の集中力が足りなかったせいか、寒い国から帰ってきたスパイほどの感動は覚えず。。残念。

  • 久しぶりのル・カレ。期待したが、かなり期待はずれ。ル・カレはエスピオナージュでないとだめなのかなぁ。とにかく半分くらいまでは、あまりに平坦でありかつ、話が良く見えない。よく見えないのはエスピオナージュでも同じだが、駆け引きが平坦すぎて面白みが無く、何度途中でやめようかと思ったことか。物語が動き始めた後は、緊張感溢れるル・カレらしさが出ていたが、全体像は「しょぼい」。そして突然のTHE END。これは、参った。フラストレーションが溜まる・・・・

  • 決して隅から隅まで理解できたとは言いがたいのだが、読後は「マーベラス」の一語に尽きる。これ以上に面白いエンタメ本は、他に何冊もあるだろうけど、この本以上にイギリス小説の魅力を再確認させてくれる本はそう多くはないだろう。物語が本当に動き始めるのはヘクター登場以後なのだが、それまでの序盤がとにかく堪らない。読みながら、シャーロック・ホームズの一場面を思い出す。それは、兄と一緒に窓辺に立ち、通りを行き交う男女の素性を推理しあったり、あるいは依頼人がホームズの前で出来事のあらましを実にフェアに語るシーン等々...

    別にスパイの訓練を受けてるわけではない庶政の人までもが、出会った他人をこれほどまでするどく観察し、かつ偏見を排しできるだけフェアに語ろうとする姿勢を見せていることにあらためて感動した。

    日本の小説でこの本の序盤をまんまやっちゃうと、不自然きわまりなくなるだろうな。

  • ジャンルはスパイ/エスピオナージュだけど筆力は純文学、というのがル・カレ先生だけど、今回のテーマはロシアとマネーロンダリング。1931年生まれだから今年82歳。この年になっても小説書き続けているの凄いよね。作品自体のクオリティもまったく落ちていないところが凄い。

  • ル・カレの最新作は、ロシアの新興財閥の闇だった。相当、ロシアマネーについては、関心と危機感が強いのだろう。過去にも取り上げたにもかかわらずの再挑戦だった。テーマの怖さもそうだが、今回驚いたのは、国際的陰謀に巻き込まれてしまう若い男女と再起を期した中堅スパイの葛藤。若い男女の瑞々しさは眩く、中堅スパイはあまりにもの悲しい。常に進化を続けるル・カレは、今回も見事に凄さを見せつけた。

  • なぜ前後するのかな

  •  風邪が治って静養中に一気に読んでしまった。今までのル・カレ作品の読書経験で、このように一気に読めた事は無かった。頭がすっきりして体が動きたくないというタイミングが良かったのかもしれない。
     「ナイロビの蜂」辺りからの作品は、それ以前の作品よりずっと読みやすくなっているけど、他のスパイ小説に比べれば断然読むための努力が必要である。そして、問題意識や想像力が必要である。そうではなければ、銃撃戦なし、カーチェースなし、ほとんどアクションなしのこの「スパイ小説」を味わうことはできない。読み手である自分が年を取ったほうが読み応えがあるのはなぜだろう?たぶん、安易なアクションや絵空事のようなカタルシスを信じないひねくれものになったからかもしれない。今までは電車内で読む事が多かったのだけど、やっぱり腰を据えてじっくり読み味合うものなのだと実感した。今までの作品も読み直してみようと思う。
     この作品の底流には怒りずっとくすぶっている。それがラストまでずっと、そっと、ときに希望を感じさせたり、世界を冷酷に見せたりしながらも、静かに怒りが続く。それが著者の怒り方なのだろうな。最後にそれが弾けるのだけど、その弾け方が衝撃的だった。冷徹に世界を見据えているからこそのラストなのだろうし、これが作者の怒りの表明なのだろうと思う。そして、なによりこれは安易な娯楽小説ではない。ハッピーエンドで終わらせられない苦悩がきっと作者にあるだろう。
     冷戦が終結してスパイ小説のネタはなくなるなんて話もあったけど、大国対立などとは比べ物にならない、もっと見えづらいもっと邪悪なものが現実の問題として存在しているのだとル・カレの小説は教えてくれている。

  • (欲しい!)
    朝日書評 2013/1/6

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