江戸=東京の下町から――生きられた記憶への旅

著者 : 川田順造
  • 岩波書店 (2011年11月26日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (339ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000222860

作品紹介

人類学を専門とする著者は、東京の下町・深川の生まれ。幼少時からの体験、地域に生きる人々への聞き書き、衣食住の伝承から町人文化への考察、パリとの比較など、長年にわたり熱意を持って調査・研究を続けた結果、個人史と普遍的な人類学的視点が交錯する、画期的な東京=下町文化論が誕生した。東京の歴史と未来を考えるための必読の書。

江戸=東京の下町から――生きられた記憶への旅の感想・レビュー・書評

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  • 下町において、東京は江戸時代と完全に繋がっている!著者はその視点において現代の下町の女性たち「深川女」へのインタビューを通してそれを探っています。深川あかりの「川向う」がかつては漁師町として蔑みの意味で使われていたとのことで、幕末に日本に来た西洋人がヴェネティアに似た印象を持ったとの記述は不思議ではありません。業平の「名にし負はばいざ事問はむ都鳥我が思ふ人はありやなしやと」の都鳥とは何を指しているのか?この説明も興味深いものがありますし、芭蕉にも縁が深く、日本文学上も興味深い場所です。著者にとっては「東京市深川区」であって「東京都江東区」ではないという主張は尤もなことです。

  • 師・レヴィ=ストロースが旅人であったように、深川生まれの著者の記憶への旅。江戸と東京は「=」ではない。しかし「下町に関しては、二つは強く連続している」。芭蕉を語り、祭りや気質、大火や水害も考察する楽しい物語。

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