英国王のスピーチ――王室を救った男の記録

制作 : 安達 まみ 
  • 岩波書店
3.70
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本棚登録 : 70
レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (288ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000222877

作品紹介・あらすじ

第二次大戦中、ラジオを通じて国民を鼓舞し続け、「抵抗の象徴」として英国を勝利に導いたジョージ六世(一八九五‐一九五二年)。吃音に苦しむ彼を名演説家へと変えたのは、植民地出の言語療法士ライオネル・ローグ(一八八〇‐一九五三年)だった。新発見の書簡・日記をもとにローグの生涯を描き出し、王との日々を甦らせたドキュメンタリー。

感想・レビュー・書評

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  • 映画の印象があり小説仕立てかと思ったが、まったくのノンフィクション。著者が調べ上げた事実をつないで、いかに英国王が吃音症を克服して数々のスピーチを行っていったかが記されている。その「事実」にぐいぐいひきつけられて、あっという間に読んでしまった。

  • 映画はフィクション、こちらは事実。
    同じなのは、階級を越えての交流。
    ローグと国王、それぞれの生き様、
    そして時代がよくわかりました。

  • カテゴリ:教員著作物
    英語英文学科:安達まみ教授の著作物

  • ライオネル・ローグの孫が、「英国王のスピーチ」を、ライオネル・ローグの視点から再構成した伝記。
    治療が開始されたのは1926年。ローグ46歳、ヨーク公は31歳の年だったのか。映画だと、二人とももっと年嵩に見えた。

    この本を読むと、映画は史実にはかなり忠実だったものの、エンターテイメントとして成立するように結構脚色していたのがわかる。
    映画では、二人が信頼関係を築くのにかなり時間がかかっている様子だったが、実際は、当時まだヨーク公だったジョージ6世は、一回目の面談で治療に希望を見いだしていた。
    ライオネル・ローグも映画で描かれていたほど、階級を無視した振る舞いをしていたのではないようだ。むしろ、王室を崇拝している。この時代の常識だったのだろう。
    それにこの本の中では、ジョージ6世はFワードなんて生涯に一度も発したことがないように思える。そこのところは、言ってようといまいとどうでもいいことだ。

    テイラー・ダービシャーが書いたというジョージ6世の伝記を読みたくなって検索したけど見つからない。邦訳されてないのか。
    ジョージ6世に関する書籍も、びっくりするほど少ない。少ないというか、英国王のスピーチ関連の本やDVDぐらいしかない。

    ジョージ6世の妻であるエリザベス皇太后は、ジョージ6世が長年、吃音に悩まされていたことを、伝記などで広められることを憂慮していて、そのような書物や映画を作って発表するのは、自分の死後にするようにと指示していたらしい。
    ジョージ6世の吃音は秘密でも何でもなかったので、エリザベス皇太后のこの希望ははたから見ればナンセンスにも思えるけれど、彼女の身になって思えば、そう願うのも分かる。

    ジョージ6世について書くなら、彼の吃音について触れずにいるのは不可能だろう。
    これからは、ジョージ6世についての本とかも増えるかな。期待している。
    と、書いたけれど、ウィキによるとジョージ6世に関する本は、邦訳されていないだけでいっぱいあるみたい。

    皇室にも言えることではあるけれど、王制って残酷だ。家族が当たり前の家族でいることもできないなんて。生涯そのものが国への義務とか、重すぎる。

    ラストの、ローグの次男ヴァレンタインの妻アンの言葉が、ライオネル・ローグとジョージ6世のあいだに何があったかを簡潔に示していた。

  • 吃音の英国王を支えた側、言語療法士ライオネル・ローグのお話。

  • 映画のノベライズじゃないドキュメンタリー。吃音は直る。

  • 『努力は裏切らない』とはまさしくこのことね。

  • 映画の盛り上げ方とは別に、継続的に指導があったわけだ

  • 新着図書コーナー展示は、2週間です。
    通常の配架場所は、3階開架 請求記号:289.3//L82

  • 映画「英国王のスピーチ」が面白かったので、合わせて読んでみました。
    映画と同じところも違うところも面白かった!
    更なる資料が見つかる事を祈ってやみません。
    そして、やはり親交の継続には努力が必要なのだなと思いました(笑)

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