映画は絵画のように――静止・運動・時間

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 45
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000222945

作品紹介・あらすじ

19世紀末に産声を上げた映画は、絵画の長い歴史からいかなる影響を受けてきたのか。運動と静止、物語性と非‐物語性、イリュージョンと物質性-イメージが、メディアやジャンルをどのように越境し、変容を見せるかを照射するイメージ論研究の最先端に立った比較考察。映画や絵画・彫刻の図版をふんだんに使いながらわかりやすく語られ、映画好きも西洋美術ファンも楽しく読める本。

感想・レビュー・書評

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  • (「BOOK」データベースより)
    19世紀末に産声を上げた映画は、絵画の長い歴史からいかなる影響を受けてきたのか。運動と静止、物語性と非‐物語性、イリュージョンと物質性―イメージが、メディアやジャンルをどのように越境し、変容を見せるかを照射するイメージ論研究の最先端に立った比較考察。映画や絵画・彫刻の図版をふんだんに使いながらわかりやすく語られ、映画好きも西洋美術ファンも楽しく読める本。

  • 映画の表象を絵画的なモチーフやテーマのもとで記述する試み。窓や鏡などの絵画的モチーフに沿って映画が読まれていく。

    映画論としてよりも、絵画論として読む方が刺激的なように感じた。どちらにしてもそうした分野横断的な交通が起こるのが、イメージ論の面白さだということも感じさせられる。

  • 貸し出し状況等、詳細情報の確認は下記URLへ
    http://libsrv02.iamas.ac.jp/jhkweb_JPN/service/open_search_ex.asp?ISBN=9784000222945

  • 非常に読み応えがあり,映画にも新しい視点を与えてくれた.ただ,知らない作品はもちろん,知っていたはずの作品も細部に言及されるとわからなくなり,挿画はかなりあったと思うけれど,もう一踏ん張りの挿画があれば,もっと良かった.映画については,的確な作品解説があり,見ていない映画もたくさんあったけれど,それなりに楽しく読めた.
    それにしても,作者の博覧強記恐るべし!

  • 【新着図書ピックアップ!】ムツカシイ…、あ゛~ムツカシイ!京大の美術史、思想史の先生じゃん、この著者!
    というわけで、今月「マッドマックス 怒りのデス・ロード」を爆音映画館で見てしまった私向きではありませんでした…。だが、しかし!岩波ホールに足繁く通うようなアナタ!向きです!西洋美術史専攻!?さらに向きです!!
    膨大な知識でもって、影・鏡・肖像画といったキーワードから、映画史を腑分けしてみせるこの著者の手際、アナタならツボのはず。
    ぜひ、眠られぬ夜のお供に!

    [New Book!] The author is the professor of "history
    of Western art" and "history of western thoughts"
    at Kyoto University. So, he tells us the history of
    films by using some keywords like "shadow",
    "mirror" and "portrait". If you like old movies and
    western arts, this is the best book for you!

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著者プロフィール

1954年生まれ。京都大学大学院博士課程修了。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。専門は西洋美術史・思想史。著書に『もうひとつのルネサンス』(1994)、『ルネサンスの美人論』(1997)、『モランディとその時代』(以上、人文書院、2003/吉田秀和賞)、『ミメーシスを超えて』(勁草書房、2000)、『マグダラのマリア』(中公新書、2005)、『芸術(アルス)と生政治(ビオス)』(2006)、『フロイトのイタリア』(以上、平凡社、2008/読売文学賞)、『半透明の美学』(2010)『映画は絵画のように』(以上、岩波書店、2016)、『映画とキリスト』(みすず書房、2017)など。編著に『カラヴァッジョ鑑』(人文書院、2001)、『ジョルジョ・モランディの手紙』(みすず書房、2011)など。訳書に、ロンギ『芸術論叢』(全2巻、監訳、中央公論美術出版、1998/1999)、アガンベン『中味のない人間』(共訳、人文書院、2002)『スタンツェ』(ありな書房、2008)『イタリア的カテゴリー』(共訳、みすず書房、2010)『開かれ』(共訳、平凡社/平凡社ライブラリー、2011)など。

「2017年 『映画とキリスト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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