江之浦奇譚

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 59
感想 : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (296ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000223072

作品紹介・あらすじ

能に文楽、バレエの演出。普請道楽、骨董三昧。作庭、料理、なんでもござれの百面相—さて杉本博司とは何者か。本書には、自身「遺作」と位置付ける江之浦測候所に引き寄せられたモノたちが語る因縁譚が満ちている。和歌と文、写真が渾然一体となった令和の奇書、現代を代表するアーティストの風狂の半生がここに。(書き下ろし、カラー図版多数)

感想・レビュー・書評

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  • 去年の自粛明けに一番にしたこと。江之浦測候所に行った。なんか凄いなあとは感じたけど、完全には腑に落ちてなかった。

    でも、この本を読んだら「おおお!」と思わず唸ってしまった。そして、また行きたくなった。(けど、まだ行けてない。。。笑)

    こんなときだからこそ、行きたい。
    行けない方はこの本で擬似体験を!

  • 測候所を訪れたその帰りの電車で読んだ。

    パンフレットの展示紹介だけではわからない、作品にまつわる話、「なぜこの地にたどり着き、その結果どのように設置されているか」について知ることができて、読んだ後には作品や建造物に対する印象もかなり変わった。
    2020年後期に刊行されたので、コロナ(杉本さんの表記だと「頃難」)にも言及されている。

    はじめ、写真家としての杉本さんしか知らなかった。しかし、測候所を巡りこの本を読んだあと、彼が美術シーンでジャンルにとらわれない活動ができるのは天才だから、権威だから(という要素があったとしても、それだけ)ではなく、ひとえに知識に裏打ちされた目利き、技術と表現のトライアンドエラーの向上を惜しまない方だからではないかと思えるようになった。

  • 選書番号:052

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著者プロフィール

杉本博司:1948年東京生まれ。現代美術作家。1970年渡米、1974年よりニューヨーク在住。活動分野は、写真、彫刻、インスタレーション、演劇、建築、造園、執筆、料理と多岐にわたり、世界のアートシーンにおいて地位を確立。作品は世界有数の美術館各所で収蔵されている。2008年榊田倫之と建築設計事務所「新素材研究所」設立。2009年高松宮殿下記念世界文化賞、2010年紫綬褒章、2013年フランス芸術文化勲章オフィシエ、2017年文化功労者など受賞受章多数。


「2021年 『Old Is New』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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