音と文明―音の環境学ことはじめ ―

著者 : 大橋力
  • 岩波書店 (2003年10月28日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (600ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000223676

音と文明―音の環境学ことはじめ ―の感想・レビュー・書評

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  • 図書館で借りた。

    音の環境学、という新しい学問を作り、そこで
    何を行っていくのかを説明している。

    都市部でうるさいと感じる指標50dBLは
    熱帯雨林でも機械で測定されるが、人間にはうるさく感じられない。
    常に聞いている音から情報についても考え、人間には必要な音、
    というものがあるのではないか?ということを考えている。

    音を解析するMEスペクトルアレイという方法の紹介、
    ハイパーソニックエフェクトの紹介、
    CD−LP論争の紹介、
    ガムラン、尺八、チェンバロに対してピアノやオーケストラの
    楽器はどのような差があるか、
    など興味深いことが色々書いてあった。

    前半部分に理屈が多く読むのが辛かったので、
    飛ばし読みした。

  • アマゾンと都市の対比によって、都市に本来の人間の持つ、超越性、無意識、直感などの力を捉えつつ、それらを音として、取り入れるのは、ダイナミックで素晴らしいと思った。

    これは哲学書のように、読みにくいのは非常に残念。ここまで、文章は必要なのかと思う。この都市や、西洋の意識的な脳、お金や経済における左脳型の脳を否定するのなら、もっと、わかりやすくしても良いかと思った。音楽は、一般の専門だけが見るわけではないのに。

    でも、そんなことはあまりあるほどに、ダイナミックなものの捉え方には圧巻されて、ひどく感動を強いれられる。

    何よりも、どれだけ、自分たちが無意識に、本来ある人間の魂の喜びや、心の震えが生活にもたらせていないかとゆう不幸さに気付かされた。
    テレビで、アマゾンに住む部族を日本に連れてくるとゆう企画に不快を感じたが、アマゾンの部族の良さを見出すことができずにいたが、これで、アマゾンの部族の良さがわかった。
    良い書物は、意識を大きく開かせてくれる。
    これは、誰もが、全部を読まなくてはいいけど、心のままに一冊を読んでほしいと思った。
    単なる音響学の本を超えて、人類の私たちのことを教えてくれる、人間力が高まった本だと思った。


  • 実は都会よりも森の方が賑やかな音で溢れているという。恐るべきデータである。にもかかわらず人は森で落ち着きを見出す。喧騒とは認識しない。これは滝の音を想像すれば理解できるだろう。雨の音も同様だ。うるさいのは飽くまでも屋根が発する音だ。蝉の鳴き声だって、あれが赤ん坊の泣き声なら耐えられないことだろう。
    http://sessendo.blogspot.jp/2014/05/blog-post_4348.html

  • 分類=音響学。03年10月。

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