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- Amazon.co.jp ・本 (432ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000224055
作品紹介・あらすじ
聴覚や嗅覚の世界を巧みに表現する特異な言語感覚で知られ、代表作「第七官界彷徨」を含む一連の作品を発表後、彗星のように消え去った作家尾崎翠とは何者であったのか。彼女の作品世界に注がれたさまざまな水脈を、同時期の文芸思潮に照らしながら精緻に読み解くことで、斬新かつ厚みのある作家像を時代のなかに呈示する。
感想・レビュー・書評
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この本は詳細に作品を論じているというより、辞書的なイメージです。尾崎作品に登場するモチーフが何と関連づけられるのか、広く広く言及していました。小野町子と小野小町の関連から小町の和歌の話が及んだり、尾崎翠が仏教の影響を受けていることから唯識に話を広げたり…。作品論を書くための具体的な参考にはなりませんでしたが、尾崎作品の全貌を知る手がかりになる一冊だと思います。
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