カントとカモノハシ (上)

制作 : 和田 忠彦  柱本 元彦 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 29
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (331ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224307

感想・レビュー・書評

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  • カモノハシなもんで、どーしても気になるわけです。しかもそれが「薔薇の名前」のウンベルト・エーコとくれば! カントははたしてカモノハシを知っていたのか? 否! カモノハシはカントを知っていたのか? 否! もしカントがカモノハシを見たら、このつぎはぎ動物のようなカモノハシをどう認識するんだろうね、ってなお話。小説ではなくて、本業の記号論、認識論の本なんでございます。が! 門外漢のカモノハシにも楽しめる。ここがウンベルト・エーコの筆力の圧倒的たるや、ってなところでしょうか。カモノハシは思索の旅をしとります。

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著者プロフィール

ウンベルト・エーコ(Umberto Eco)
1932年1月5日 - 2016年2月19日
イタリアの作家・評論家・研究者。イタリア共和国功労勲章受章者。
1980年に小説『薔薇の名前』(lI nome della rosa)を刊行。それまでの中世美学や記号論の知見や研究成果をふんだんに用いて、フィクションの記号論的分析、聖書分析、中世思想研究、文学理論などを盛り込んだミステリー作として全世界でヒットし、映画化もされた。その他の小説作として『フーコーの振り子』(Il pendolo di Foucault)、『前日島』(L'isola del giorno prima)、『プラハの墓地』(Il cimitero di Praga)、『バウドリーノ』(Baudolino)など。
本来の出自である美学者・記号論学者としても、『中世美学史』『記号論』『ウンベルト・エーコの文体練習』など、世に知られた作品は数多い。

ウンベルト・エーコの作品

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