本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000224390
作品紹介・あらすじ
はるか中世の昔から日本とは深い関係にある釜山の東莱温泉。その歴史を中心に、湯けむりの中から見えてくる日朝の沐浴文化とその交流の歴史を、双方のあいだにあった対立や葛藤を含めてたどる歴史エッセイ。図版多数。
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
【貸出状況・配架場所はこちらから確認できます】
https://lib-opac.bunri-u.ac.jp/opac/volume/44249 -
韓国にも、街中の銭湯からサウナや健康ランドのような裸で入る公衆浴場があり、私も結構行った。また本書で挙げられた釜山郊外の東莱温泉をはじめ温泉も多い。李朝までにも一応サウナがあったり王族が温泉に入ったりしていたものの、庶民に拡大したのは日本人が増えた19世紀末以降とのことだ。韓国独立後、日本を思わせるものは少なからず排斥されたものの、公衆浴場や入浴文化が攻撃されたとは聞いたことがない。筆者は東アジア共通の精神的世界を挙げているが、難しく考えなくとも、単に風呂は気持ちいいから、でいいのではないか。
-
朝鮮王朝期以後の、韓国温泉史。おもしろいですなあ。韓国の温泉に行ってみたくなった(実は行ったことがない)。個人的には、植民地時代の朝鮮の温泉について、もう少し深く知りたいと思ったわけですが、小説とかではあんまり描かれてないのかな。一度探ってみたいものですが。(20071107)
全4件中 1 - 4件を表示