覚悟の人―小栗上野介忠順伝

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 20
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (409ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224772

感想・レビュー・書評

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  • 波乱万丈。信念はあっても周りに振り回される人生ですね、

  • フォトリーディング。小説なので、読後チェックはあまりしていない。面白そうだと感じた。高速リーディング。やはり小説は速読では読みにくい。面白いが小説なので情報が拾いにくい。とても多くの情報量。ゆっくり読めばものすごく楽しめる小説。

  • 幕末で困ったことが怒ると、都度勘定奉行にさせられる
    お金・・・予算という概念をもった数少ない幕府高官です
    最後には(失敗しましたが)600万ドルの借款をフランス
    から得ようとしたのですが・・・日本史が変わったろうな
    本当に金がないときにも、外国の古い蒸気船を修理し
    さらに、新造船を出したいと横須賀造船所を作ろうとした時
    「本来必要な造船所を建造し、他の冗費を節約する口実とする」
    出来たならば、例え(徳川家という)家を売りに出すときでも
    「土蔵付き売り家」として胸を張って売れるとまで言う男…

    安藤&久世老中体制瓦解後は、誰が政治責任者かも分からない
    時代、諸外国との交渉は実に腰砕けで、後世の目で見ると情け
    ないものであるが、小栗さんは立派でした

  • 江戸幕府から、明治へ。
    平成の世では、どんな活躍をしただろう。
    近代国家のために、尽力した幕臣です。

  • 幕末の優秀な官僚がうまく明治政府が引き継げなかったのは・・・・・

  • 社会保険の冊子(雑誌)に63回で連載したもので冗長,小説かどうかも怪しい〜旗本の小栗忠順は2500石の旗本として御書院御番士から順調に出世し,400石の貧乏旗本,苦労して外国奉行まとなった水野忠徳からワシントン行きの監察として登用され,ハリスがごり押ししているドルと一分銀との交換を,金貨交換を基軸とした交換へ変えようとしたが,アメリカの国益から密命は果たせず帰国し,ロシアとの交渉からも領土侵略を狙う虎狼だと断じ,英米露は信用に足らない国だと判断した。勝手方勘定奉行を何度も拝命していくうち,フランスと手を組み,倒幕勢力を圧倒しようとするが,優柔不断・卑怯未練な徳川慶喜の裏切りで,馴染みのある上野へと移り住もうとする。幕府内の抵抗勢力だと断じられ,処刑される〜上野介と云うと,徳川埋蔵金という連想が沸くが,史料から小栗上野介忠順は恩顧の徳川家を存続させる信念・覚悟の人だと証明する。けど・・・史料を探っていく内に繰り返しが多く,連載も5年に亘っているので,冗長至極。研究書か,小説か,判らなくなっている。単行本に纏めるならば,書き直しが必要であろうに,手間を省いているとしか云いようがない。詰まらない噂に耳を貸さないのは良いけど,もうちょっと小説らしく書いて欲しいので,小説としてはダメ!

  • 此処の処、時代小説を読んでいなかったのでつい、順番を飛ばして並行読みに。

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著者プロフィール

1941年兵庫県生まれ。早大法学部卒。85年『大君の通貨』で第4回新田次郎文学賞、94年『恵比寿屋喜兵衛手控え』で第110回直木賞を受賞。おもな作品に『物書同心居眠り紋蔵』『八州廻り桑山十兵衛』『縮尻鏡三郎』『町医 北村宗哲』などがある。

「2016年 『侍の本分』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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