監獄ビジネス―グローバリズムと産獄複合体

制作 : 上杉 忍 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 43
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (157ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224871

感想・レビュー・書評

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  • 日本は刑事施設(監獄)に厄介ごとを押しつけすぎていると思います。刑務所や少年院の職員による不祥事はひずみの表れでしょう。日本の犯罪報道は犯罪者の糾弾に重きが置かれるあまり犯罪を生む社会の矛盾を伝えることがおろそかになっていると思います。

    この本が言うような刑事施設のない社会の実現には戦争の廃絶と等しい難しさがありますが。

  • 必然のものとしてあるべきだと思われている「監獄」に認識を変えてくれるのでは。

  • 単行本の帯に“監獄大国アメリカ”とある。おそらく新書『ルポ貧困大国アメリカ』を意識したコピーだろう。どちらも岩波だし。
    この本が出た初版が2008年、前述の続編『ルポ貧困大国アメリカ II 』が出たのが2010年、この続編では、アメリカでは囚人がコールセンターのスタッフとして働いているというエピソードが衝撃的だったので、そういう事例がこの本にあるのかと思って手に取ったが、タイトルが『監獄ビジネス』という割には、具体的には囚人が一般企業にどう利用されているのかという実例はあまり紹介されていない。全体を通して書かれている内容からは生々しくもアメリカの監獄の歴史と収監の現実を知ることができる。タイトルは何か別の方が良かったのではなかろうか。フーコーの『監獄の誕生』の紹介が第3章の巻頭にあり。薄いのに2300円はけっこう高い。こういうジャンルの翻訳の宿命か。

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