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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000224925
みんなの感想まとめ
科学技術の振興と企業家精神がテーマの本書は、過去から現代に至る社会の変革を科学技術が支えてきたことを伝えています。著者は、自ら技術者であり経営者として、未来に向けた科学技術の重要性を力強く訴えています...
感想・レビュー・書評
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自ら技術者であり経営者である著者が過去から現代に至る社会の進歩は科学技術が担ってきた。そして未来に向けてもっと科学技術を振興してより良い社会(日本)を作ろうと熱く呼びかける好著です。
英国に端を発する産業革命からの科学技術・産業経済の歴史を振り返り社会の変容を説き、自然科学の祖は天文学であるとして天文台の建設から科学技術に貢献する慈善事業家の紹介を行い、科学技術の振興に貢献した企業家を讃える。
現在進行形であるデジタル産業革命については通信分野を起点にコンピュータ、家電、放送、広告、新聞、出版、金融、流通、教育、医療、法律、会計、不動産、製薬業界などの産業構造を大きく変えつつあるとし、次は環境エネルギー革命(この分野は同著者「第4の産業革命」が詳しい)として科学者や技術者の好奇心探究心こ社会を変える原動力として大きく期待を寄せる。
一方で金融資本主義を『自己破産確率を計算してローンをつけるようなあこぎな行いを、理系人間はしない』などとバッサリ切り捨てる。日本の目指す方向性は社会の拝金主義(金融中心主義)と企業の業績至上主義を改め、科学技術への好奇心と創造性を尊重する方向へ価値転換せよとして教育問題そして移民政策について提言を行っている。
天文台についての詳細な描写はやや趣味的に思えますが、概ね分かり易く、そしてこれがもっとも重要な視点と思うのは、日本と日本人に向けての語りかけなので、読んでとても腹落ちしやすいところです。また、現在進行形である様々な業界の産業構造を変えるデジタル革命は言い換えるとICTと異業種の融合に他ならないと改めて認識しました。 -
本書の著者の藤原さんが来て下さって、講演して下さった。
質疑応答ではアツい議論が繰り広げられ、とても有意義だった。
内容は、和書だけあって変な日本語がないのがうれしい。
ちょうどこの本を読むまでは、洋書が多かったので、ある意味新鮮だった。
結構細かいというか、かなり噛み砕いた表現や例を使っているのでわかりやすい。
難解な文章は苦手だけど、ビジネス書には興味がある、なんて人にお勧め。
あと、理系文系についてかなり言及しているので、教育論なんかに興味がある人にもお勧め。
ビジネス書、というよりは社会学なのかも。
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