漢語的不思議世界―空巣老人と男人婆

  • 岩波書店
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本棚登録 : 12
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (201ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000224932

作品紹介・あらすじ

空巣老人?じつは少子化激烈な中国の独居老人のこと。男人婆?こちらはバリバリのキャリアウーマン。大都会を闊歩中。便利店(コンビニ)があちこちにでき、金槍魚(マグロ)の寿司に舌鼓を打つ富裕層が増えた一方で、超競争社会や相変わらずサービスの悪い公共機関、めざましい発達のウラのずさん工事が発覚する、といった現代中国の多様な側面を、漢語のもつ知恵と不思議に触れながら紹介する。さらに漢詩や漢文の奥深い世界、意外で興味深い語源の話もちりばめられた滋味あふれるエッセイ集。

感想・レビュー・書評

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  • 高校時代、漢文が大嫌いだった。
    なんか、むつかしくて、何のためにやっているかわからなかった。

    本書を読めば、漢文を勉強する目的と、楽しみができるかもしれないと思った。
    漢文が苦手な人にお勧め。

    個々の記事は、自分でよくわかっていないので、真偽のほどは分からない。

  • 中国文学研究者3人による「中国関連エッセー」。

    同じ漢字の表記で、中国と日本では違いのあるもの、同じものなど多彩だということが分かる。
    なんとなく漢字の意味で捉えようとして失敗する例も多々ある。

    便利店はコンビニっていうのは分かりやすい。
    空巣老人とは、独居老人のこと。
    男人婆は、キャリアウーマンのことだっていうのは、日本人だから分かるオモシロさかな。

    しかし普通に現在使われている日本語は本来(中国語)では、このように発音するのは、
    おかしいとか、疑問だとか・・言われると、研究者としての細部のつっこみとしては理解できるけれど、
    ドツボに嵌まって、不自由な学者って感じもしました。

    全然・・・ていう言い回し、最近は「全然いいんです」みたいにも使われるが、
    本当は「全然」のあとは「全然だめっ」ていう否定的表現の前に使われていたと思う。

    でも古来より、肯定でも否定でも前に付けても可だったそうだ。
    それは私にとって面白かったね。


    でも漢字ばかり並ぶと、ちょっと息苦しいものです。
    日本語のひらがな、カタカナ、漢字の流れは美しくいいものだとも思いました。

  • 「空巣老人」「男人婆」

    「漢語」と和語」の区別は「一言」では難しい。
    「葉書」は和語であると同時に漢語でもある。唐の詩人「カ島」の誌に、「葉っぱに記した手紙」がある。

  • 09/6/21

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