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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000224932
感想・レビュー・書評
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中国文学研究者3人による「中国関連エッセー」。
同じ漢字の表記で、中国と日本では違いのあるもの、同じものなど多彩だということが分かる。
なんとなく漢字の意味で捉えようとして失敗する例も多々ある。
便利店はコンビニっていうのは分かりやすい。
空巣老人とは、独居老人のこと。
男人婆は、キャリアウーマンのことだっていうのは、日本人だから分かるオモシロさかな。
しかし普通に現在使われている日本語は本来(中国語)では、このように発音するのは、
おかしいとか、疑問だとか・・言われると、研究者としての細部のつっこみとしては理解できるけれど、
ドツボに嵌まって、不自由な学者って感じもしました。
全然・・・ていう言い回し、最近は「全然いいんです」みたいにも使われるが、
本当は「全然」のあとは「全然だめっ」ていう否定的表現の前に使われていたと思う。
でも古来より、肯定でも否定でも前に付けても可だったそうだ。
それは私にとって面白かったね。
でも漢字ばかり並ぶと、ちょっと息苦しいものです。
日本語のひらがな、カタカナ、漢字の流れは美しくいいものだとも思いました。 -
「空巣老人」「男人婆」
「漢語」と和語」の区別は「一言」では難しい。
「葉書」は和語であると同時に漢語でもある。唐の詩人「カ島」の誌に、「葉っぱに記した手紙」がある。 -
09/6/21
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