きみは誤解している

著者 :
  • 岩波書店
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レビュー : 11
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000225076

感想・レビュー・書評

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  • 競輪してる人、特に自分のように90年代の頃が分かる人には、ドンピシャ、たまらない内容。あるあるネタ満載だし、競輪、ギャンブルやってると行き着く先は、賭けない。分かるなぁ!

  • 競輪にのめり込む人たちの短編集。
    色々なタイプのギャンプラーがそれぞれの違ったかけ方とこだわりをもっている。リアリティーがある表現しているので、この生き方もありかな?なんて思ってしまった。いやいや行きすぎた賭け事はまずい!

    賭け事こんなに真剣に挑むなら人生なんか他のことできそう。ってギャンプルにはまった人には届かない言葉なんだろうなぁ。

    でも最後の話の賭けない男はちょっと、かっこいい。こんな人、競輪場に居ないんだろうなぁ(笑)

  • この退屈な人生
    ここまで淡々としている物語も珍しいな。
    分からなくはない。
    競輪にははまらないけど。

  • ギャンブル(競輪)をテーマにした短編集。佐藤さんのことなので、ギャンブルの話でも熱くなるわけでもハードボイルド的な雰囲気を出すでもなく、普通の人が競輪場に通うなかで起こる人間の関係を書く。(むしろ競輪場に行かなくても起こるような。) タイトルの「きみは誤解している」は、ギャンブルなんて悪いものと頭から決めてかかってないかね?そんな大したものではないのだよ、と諭されているよう。

  • 競輪を題材にした短編小説集。
    佐藤正午さんの書く小説の登場人物たちは、
    良く流され、そしてよく考え、とぼとぼと生きている。

    競輪。
    賭け。
    そもそも人生ってギャンブル?
    なにがどう転ぶか、わからない。
    ひょんなことで、ひょんなことで……。

  • 佐藤正午は初めて...にしては、良かったかも。しかし、競輪はなぁ、って思いつつ、その奥深さに引き込まれつつ...

  •  いつも自分の意図とはちょっとだけ違うものを選び取ってしまう
     結果的に、ホントウに欲しいものとそこそこ似ているもので間に合わせてしまう
     昔からそう言う女なのだ.....

    あ〜いやだいやだ 微妙にギクっとするフレーズ
    こんな風に女をみつめてはいけないよ佐藤正午 うまいね
    佐藤正午の競輪好きから書かれた短編だけあって 全編通した競輪への愛がある誇りかな?
    ブログにも書いたけど、ホントにこの人 あとがきがウマい
    文庫はどうなってるか判らないけど、図書館行ったらこの岩波書店版を見て下さい そのあたりで文体にやられますよ

    <a href="http://blog.livedoor.jp/tg-wco4be2/archives/51331149.html" target="_blank">ブログ感想はこちら</a>

  • ん。
    競輪なんてよくわからん私が読むべきではありませんでした。

  • 表題作を別の賭博関連の作品を集めたアンソロジーで読んで、同じ名前の短編集があることを知り読みました。賭博物といえば、マージャンか競馬の小説しか読んだことがなかったので、「競輪」の世界がなんとなくわかってちょっとやってみたくもなりました。よくよく考えれば、偶然や運命が左右するのは賭け事でも恋愛でもミステリでも変わらない。博打はそれだけでドラマチックなものだということに気づかされた。

  • 全編、競輪のお話です。と言ってもギャンブル小説ではなくて、競輪という賭博を通して、そこに関係していく人間の心理、またそれにより翻弄させられる周囲の人間の模様を描いた小説です。

    僕の周りにもギャンブルにハマッている人間は多いですけど、ここで描かれている人物像というのは単純にお金に固執している人間だけでなく、競輪というギャンブルを通して人生のあり方を規定している人ばかりなのです。もちろんそこには「金」という絶対的な価値が存在しているのですが、それに言葉を加えるのならば単純な「通貨としての金」が大事という訳ではなく、「競輪を通して稼ぐ金」に意味を置いているのですね。つまり結果として所有している金、という部分にはスポットは当てられず、競輪という過程を経て得た(もしくは失った)金、そこにこそ意味があるようです。

    まあそれというのは当たり前の話で、それがなければただの経済評論的な小説になってしまうのですが、しかし僕は競輪という賭博に未だかつて触れたことがなかったのでそれだけでも面白かった。それに加えて博打に対する姿勢というのも、通り一遍では有り得ないということ(それも考えたら当たり前なんですけど)も考えさせられ、中々に面白い小説であったように思います。

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