饗宴のはじまり-西洋古典の世界から-

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (249ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000225281

作品紹介・あらすじ

本書は西洋古典の世界とこれに関わる数多の説話が紡ぎ出す形象をさまざまに描き出したエッセイ23篇を収める。前後一千年にわたり広大なジャンルを含むギリシア・ラテンの古典文学を、著者は神話学や民俗誌の伝承への周到な考察を携えて、あるときは練達の古典研究の手腕により作品の神宿る細部を穿ち、あるときは古代オリエントからインド、中国、日本まで時空を跨ぐ大きな視角で論じる。エッセイのいずれもが平明達意の文章によってものされ、人間の心の「物語への本能」を掌に指し、読み返すたびに新たな発見を呼び覚ます。そうした読書の奥深い歓びを懐に秘めた一冊。

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著者プロフィール

京都大学名誉教授
1947年 大阪市生まれ
1975年 京都大学大学院文学研究科博士課程単位取得退学
京都産業大学助教授、京都大学教授を経て2010年退職

主な著訳書
『物語の海へ―ギリシア奇譚集』(岩波書店)
『イソップ寓話の世界』(ちくま新書)
『饗宴のはじまり』(岩波書店)
『ヘロドトス「歴史」―世界の均衡を描く』(岩波書店)
『極楽のあまり風―ギリシア文学からの眺め』(ピナケス出版)
キケロー『老年について』『友情について』(岩波文庫)
ヘシオドス『全作品』(京都大学学術出版会)
ソポクレース『アンティゴネー』(岩波文庫)
アイリアノス『動物奇譚集 1、2』(京都大学学術出版会)
『ホメロス外典/叙事詩逸文集』(京都大学学術出版会)

「2022年 『オデュッセイア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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