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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784000225441
みんなの感想まとめ
大学教育の新しい形を探求するこの作品は、著名な劇作家である唐十郎が大学でどのように学生たちと関わり、演劇の世界を広げていったかを描いています。唐の独特な授業スタイルや、彼の影響を受けた学生たちの成長が...
感想・レビュー・書評
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個人的にドン嵌り。サプライズ人事として唐を大学に招聘するまで、してからの苦労。まだ何者でもなかった唐ゼミ中野達が出てきて、ファンにはたまらない。
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唐十郎を知っていますか? 劇作家&演出家&役者、1960年代からテントを中心に芝居を続けています。大鶴義丹のお父さんと言ったほうがわかる人もいるかもしれません。私は唐主宰状況劇場の舞台を2度ほど観に行ったことがあります。とにかく長い、間に休憩があってその間に大道具さんたちがカンカンやって、場面転換をします。テントだから、寒いし、トイレは少ないし、まあ大変なことでした。でも、最後の場面でテントの後方が開け放たれ、役者がその奥に吸い込まれていく様子を見ていると、ふーと気が遠のいていきます。もう30年近く前のことです。さてその唐さんが大学教授をしていた、この本の書評を新聞紙上で見るまで、そんなことまったく知りませんでした。いったい大学で何が起こっていたのか、それが知りたくて本書を手にしました。初回の授業、大教室で黒板の前に即席で作られた黒板。それを突き破って登場。どうも、そのセンセーショナルな登場ぶりとは裏腹に、講義のほうはあまり人気がなかったようです。唐?いったい誰だそれは?というような学生たちがほとんど。唐の芝居を観たくてテントに集まる観客とは大違いです。それでも、数年たつと、唐を目的に入学してくる学生などもいて、唐ゼミで芝居をするようになっていく。そのあたりからは唐さん自身も相当刺激を受けられたのではないでしょうか。唐研究室が稽古場兼飲み会場になったり。うーん、そこの学生たちがうらやましい。横浜国立大学での7年間の記録です。大学教育の本来あるべき姿も、すこーし考えさせられました。
図書館で注文して読みました。読みたい本があればどんどん注文しましょう。物理的にも経済的にも本が増えるのは大変ですからね。 -
横浜国大の教授として、若者たちと格闘する唐十郎の七年間の記録。と言っても、当初は、学生達の唐の講義への反応は薄く、かなり大変だった様子が書かれている。次第にゼミから発した唐ゼミ★という劇団と学生たちが育っていく。
世代的に畏敬していた身からすれば、唐に対する学生たちの態度は不敵に思えるけど。どうか、慕われても次の瞬間、裏切ってゆく幼児性を発揮して、アングラ街道を走り続けて欲しいな。
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こんな授業を受けられた後輩達はうらましかったりもするが、”好きなことだけ”をやっていたわけではない自分の学生生活も悪くはなかったなとちょっと思ったりした。
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