「共犯」の同盟史 日米密約と自民党政権

  • 岩波書店 (2009年6月26日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784000225717

みんなの感想まとめ

核兵器を巡る日本とアメリカの複雑な関係を深く掘り下げた本書では、両国の思惑が「隠蔽」から「黙認」へと変化する過程が描かれています。著者はこの状況を「共犯」と表現し、戦後の政治史を丹念にまとめています。...

感想・レビュー・書評

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  • 社会
    歴史

  • 2009年刊。著者は共同通信記者。日米同盟(偏頗だが)における密約は、従前、色々な関連書籍があって今更の感があり、また、内容的に新奇なものは見出しがたい(個人的には大平正芳と中曽根康弘時代が詳細と感じる)。敗戦国である点を差し引いても、独立という言葉が空虚に響く。また、個人的には平和憲法の理想主義を否定したくないが、本書が暴くのはその独立と平和主義の空虚さである。本書は、戦後史における日米外交の舞台裏と政治家(特に首相・外相)の動向を批判的に検討。あの田中角栄が立派に見えるのだから、全く始末に終えない。

  • 図書館でかりる。

    アジアの安定のために沖縄含む日本の領土に核兵器を常置したいアメリカと非核三原則を固持する日本。本書では両者の思惑の違いがやがて、「隠蔽」を「黙認」する関係に変質する。筆者はそれを共犯と称する。

    一般人の感覚では核を搭載した艦船が日本に停泊すること、米軍機が基地に着陸することは「持ち込み」であるが、ライシャワーと大平の間ではintroduceのインタープリテーションについて突っ込んだ議論というか、圧力があったようである。

    全般的にライシャワーの君子ぶりが目立つ。

  • 密約の存在は噂・陰謀論の域だったが、ようやく米公文書で明らかにされた。しかし、当事者たちの子孫が政治家をやっているのでその人たちの政治生命は危機にさらされるが、現実問題として現時点では大した問題とはならない。今の世では反共のための作戦は是だったとされているからだ。戦後の政治史が丹念に纏められていてとても好い本だと思う。

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