金大中自伝(I)死刑囚から大統領へ――民主化への道

著者 : 金大中
制作 : 波佐場 清  康 宗憲 
  • 岩波書店 (2011年1月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (568ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000225816

作品紹介

激動の韓国現代史。軍政に最も憎まれ、数度にわたって死の淵に追い詰められながら、民主化と平和統一への意思を貫き、ついに大統領に上り詰めた人・金大中。その生涯は、朝鮮半島の緊張を解き、軍事政権の韓国から平和で民主的な韓国に作り替える苦難の道そのものだった。アジアにおける希有な政治家の自伝、第1巻(全二巻)。

金大中自伝(I)死刑囚から大統領へ――民主化への道の感想・レビュー・書評

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  • 考えられないほどドラマティックな人生ですね。戦前の日帝の抑圧、朝鮮戦争における北朝鮮からの苦しみ、李承晩、朴正熙、全斗煥の歴代政権の弾圧、圧力との戦い、投獄、死刑判決、亡命、自宅軟禁、英国留学、そして民主党内での長年のライバル金泳三との71年からの競争。全斗煥から盧泰愚へのバトンタッチが87年で、そこから急速に民主化が実現していった歴史を見、つい先日まで北朝鮮と同じような圧政国で不幸な歴史を歩み、民主主義が完全定着させてきた韓国の国民に尊敬の気持ちを持ちました。米国フルブライト議員への歯に衣を着せない批判(P171)は爽やかですし、故・車容愛、李姫鎬という二人の妻への感謝と愛情は感動的です。また獄中にトインビー「歴史の研究」の「神が試練を与えれば、人間はそれへの対応を通して成長、発展し、文明は挑戦に対する応戦の産物」という言葉にインスピレーションを受けたというところはカトリックである同氏の志の高さを感じます。朴正熙の娘・朴槿恵ハンナラ党総裁からの父親のことでの謝罪の言葉(P301)は、救われたように感じました。金大中氏の高い理想の歩みへの共感とともに、歴代大統領、特に金泳三氏への赤裸々な冷たい評価に、この自伝が同氏から不快感が表明されたということが分からないでもありません。

  • 1番近い隣国の現代史を知るのに格好の一冊。訳が良いのか、分厚いのにも関わらず、読み易い。

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