巨大津波――その時ひとはどう動いたか

  • 岩波書店 (2013年3月29日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (200ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000225960

作品紹介

東日本大震災で甚大な津波被害を受けた宮城県名取市閖上地区。東北沿岸のなかでも、津波来襲のもっとも遅い地域だったにもかかわらず、なぜこれほどまでの被害となってしまったのか?住民に取材した膨大なデータをもとに、災害時の人間の行動心理を立体的に分析し、何がひとの生死を分けることになったのか、その境界に迫る。

巨大津波――その時ひとはどう動いたかの感想・レビュー・書評

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  • (^▽^)/

  • 和図書 369.3/N69
    資料ID 2013100673

  • あの甚大な被害のあった東日本大震災からもう2年以上が経った。まだまだ現地は復興途中であり、不明者もいる一方で、被害のなかった地域の人々はあの時の記憶がだいぶ薄れてきているように思えてくる。そういった中で本書のように、助かった人たちだけでなく、そうでなかった人たちも含めたさまざまな証言を集めた資料は非常に大切だと思う。
    異常な事態が発生した時、人はそれを無視しようとする。大変なことが起きていないかのように思いたがる。そういう心理的な部分をしっかりと取材されていて、自分は家族は、大丈夫かという気になった。
    普段から、即行動する、情報を入手するクセをつける等、参考になることが多い。東海・東南海・首都直下と言った大地震が起きていない今だからこそ準備しておくこと、心得ておくべきことを見直すのに有効な一冊。

  • 郷土名取市の海岸線にある閖上地区を襲った巨大津波。多くの方が犠牲になりました。血縁関係にあるものは居なかったものの、友人や知人に関係する人には犠牲となった方がいました。
    全国放送で映像になった内容ですが、昔の閖上の町の写真も載っていて、隣接地であるにせよ義務感みたいなものがあり、買って読みました。
    その時の人々の気持ちや行動が詳細に載っていて、平静な気持ちでは読めませんでした。
    災害が起きた時、人は避難したがらない動物なんだと理解しなければならない。私たちの心の中には、異常な状況に直面した時、それを無視してしまおうというメカニズムが働く。これを心理学では「正常バイアス」と言います…
    と専門家の解説がありますが、このことを肝に命じて率先して行動しなければならないことを学びました。

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