クレタ、神々の山へ

著者 :
  • 岩波書店
2.90
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本棚登録 : 48
レビュー : 6
  • Amazon.co.jp ・本 (208ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000226127

作品紹介・あらすじ

この大地には、地球の悠久たる歴史が詰まっている。ベストセラー「ホワイトアウト」の作家が、日本人にはほとんど知られていないクレタの大自然を、その鮮烈な文体で描きあげる。

感想・レビュー・書評

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  • 小説家がギリシャ神話の発祥の地クレタ島を5日間トレッキング。小さな島であるクレタがいかに峻厳な山々の土地であるかを初めて知って驚きでしたし、またこのような背景だからこそ生まれた神話の地であることを納得しました。特に山好きではなかったという著者の山歩きの描写は淡々とした記述でありながら、興味深く読みました。最後に第2の山のパクネス山の頂上から最高峰イーディー山を含め5日間辿ってきた道を臨む光景と心の描写は印象的であり、自分自身もかつてこのような経験をした八丈島の景色を思い起こしました。

  • 旅行記に期待するどきどき感が薄い。
    テレビ番組の撮影だからというのもあるのだろうけど、予定調和のうちに作家が歩いていると感じました。
    クレタ島は、行ってみたいなぁ!

  • エッセイを書いていても、やっぱりこの人の文章はセンスがある。
    ふっと笑えたり、深い意味があったりするし、改行の使い方も流石うまい。
    物書きはへそ曲がり、というやや自虐的な書き方も面白かった。
    役者が、悪役があたりすぎてしまい、良い人の役がなかなかこなかったり
    やってみても不評なように、小説家にもやはりそういうことがあるのだな、と思った。
    それにしても、登山家の本を読むだけでああも緻密な小説が書けるのは
    本当にこの人はすごい。
    さも見てきたかのように嘘をでっちあげる、なんて書いておられるけれど
    本当に取材力と想像力と文章力が半端じゃなく素晴らしい人だと改めて思う。

    そういった小説を書くときの姿勢にある程度垣間見えるものではあるが、こうして
    エッセイという形で生の筆者の考え方を読めたのは非常に面白かった。
    こういうことでそういった感じ方をするのか、などといろいろ思うことがあった。
    些細なことで文化や国のあり方、人のあり方などに思いを馳せられる人だから
    あのような素晴らしい小説が書けるのだろう。
    彼のノートを見に、山登りをしたくなってしまった。

  • 出不精作家、真保裕一がクレタ島トレッキングコースのテレビ番組への出演でクレタ島の2000?級の山や丘をトレッキングしながら日本やギリシャについてや自己の内面への対話を語っていく紀行文。クレタ島はもちろんギリシャ全体がそんなに山岳地帯だとは不覚にもまったく知らなかった。エーゲ海のイメージが強すぎたんだなあ。考えてみれば2000年前はポリスが乱立していた訳で…山に阻まれるという地理的条件があったからこそだったのか…と今になって納得。ギリシア神話やギリシャ正教の香りが漂う聖なる山々を意外にもこれまで登山はほぼ未経験の著者がさまざまな思索や観察にふけりながら描写してくれる。凄く大変そうだけど(笑)ギリシャの意外な一面に触れられてまた楽しかった。

  • クレタ島ですか。
    アルデンテの話はおもろかったな。

  • <a href="http://www.bk1.co.jp/product/02453301"><b>クレタ、神々の山へ</b></a>
     2004.6


    いやはや、アテネオリンピックの関係でギリシャ本が
    大量に出版された2004年でした。
    折しも昨年から思いっきり再燃しているギリシア熱。
    (ちょっと方向性誤ってますが…)

    NHKBS1での放映が観られなくて涙を飲んでいたので、
    大神ゼウスの育った聖なるイダ山を始め、クレタ島の山を歩いた
    この記録本が出版されると知って飛びつきました。

    活字中毒の気があるクセに、フツーの小説を全然読まないワタシ。
    久々にプロの作家さんが書いた文章に触れて
    「おお、さすがプロが書くものは違うべ」と感動してました。
    臨場感に溢れていて、且つユーモアがあって。etc...
    もう、すぐにでもトレッキングに出かけたい衝動に駆られたものです。
    ↑今はどうやら一息ついてるらしい{04.11.13}

    • えるまさん
      追記:以下はブログ掲載時に頂いたコメントです xasimoto wrote:
      こんにちは。weblogikosを運営しているxasimot...
      追記:以下はブログ掲載時に頂いたコメントです xasimoto wrote:
      こんにちは。weblogikosを運営しているxasimotoです。旅行記、こちらのリンク集に登録させていただいています。
      http://www.filellinas.com/l...
      事後のご連絡申し訳ありませんでした。
      2008/07/06
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著者プロフィール

1961年東京都生まれ。91年に『連鎖』で江戸川乱歩賞を受賞。96年に『ホワイトアウト』で吉川英治文学新人賞、97年に『奪取』で山本周五郎賞、日本推理作家協会賞長編部門、2006年『灰色の北壁』で新田次郎賞を受賞。

「2018年 『オリンピックへ行こう!』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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