群島‐世界論

著者 : 今福龍太
  • 岩波書店 (2008年11月21日発売)
4.57
  • (4)
  • (3)
  • (0)
  • (0)
  • (0)
  • 本棚登録 :40
  • レビュー :4
  • Amazon.co.jp ・本 (545ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000226219

作品紹介

「世界」を「群島」として再創造する新たな思想の誕生。

群島‐世界論の感想・レビュー・書評

並び替え:

表示形式:

表示件数:

  • 群島とは、大陸的なるもの-近代国家や国語-の対極にある思考の一つの原理であり、制度的支配秩序の外部または裏面としての、時間・政治・言語の混淆した多様性を意味する。著者は、大陸的なるものに根ざすのではなく、海の潮流に身を委ねるように、群島的想像力により世界のVisionを反転させてみせる、独創的な文学論であり、J.ジョイスや島尾敏雄、D.ウォルコット、或いはカリブ海のクレオール詩人やゲール語で書くアイルランドの詩人たち、それらの文芸作品、遠く隔たった地で語られ書かれた言葉同士が、縦横に結ばれ共振する。

  • 近代より支配的となった、所有と契約に統らべられた大陸の論理を反転させた、贈与と信頼に基づく群島の世界観を綴った書物。
    ジェームズ・ジョイス、ラフカディオ・ハーン、島尾敏雄、カリブの詩人達といった群島的な世界観を持った作家の、著作や生涯を辿りながら、群島の世界図を作成しようとする壮大な試みが展開される。
    詩的でイマジナリーな記述は、とてもスリリングかつ魅力的。
    文体がかなり修辞的で入り組んでいるのと、500頁近い大著なので、時間と気の長さがある人向きの本です。

  • いい旅ができた!

全4件中 1 - 4件を表示

今福龍太の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
ウンベルト エー...
J.L. ボルヘ...
クロード・レヴィ...
ウンベルト エー...
フランツ・カフカ
三島 由紀夫
ウンベルト エー...
有効な右矢印 無効な右矢印

群島‐世界論はこんな本です

ツイートする