- 本 ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784000226233
感想・レビュー・書評
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■体裁=四六判・上製・カバー・228頁
■品切
■2009年1月22日
■ISBN978-4-00-022623-3 C0036
環境問題が深刻化し,またグローバル化の進展にともなって格差が拡大するなかで,地球規模での福祉社会の実現をいかにしてめざすのか.本書は,有限な地球社会において持続可能な福祉社会の実現をはかるには,経済成長を絶対的な目標としない環境適合的なポスト産業社会化時代の社会モデルを構築することこそが必要であるとして,環境と福祉の統合による,「グローバル定常化社会」という新しい世界像を提示.今後人類社会が選択すべき道筋を提起した,すぐれた理論的かつ文明史的考察である.
<https://www.iwanami.co.jp/.BOOKS/02/1/0226230.html>
【目次】
目次 [v-vi]
はじめに 「グローバル定常型社会」の可能性 001
第1章 持続可能な福祉社会――数十年の視座から 019
1 環境-福祉-経済 019
2 定常型モデルの可能性 025
3 資本主義・社会主義・エコロジーの交差 047
第2章 グローバル・システム――数百年の視座から 071
1 自由貿易と「公-共-私」 071
2 不等価交換とエコロジー 086
3 全体構造と「時間」――持続可能性〔環境〕と分配〔福祉〕の接点 101
第3章 風土/開放定常系――数千年~数億年の視座から 117
1 拡大型文明と定常型文明 117
〔インターミッション〕「開放定常系」をめぐって――地球・生命・人間に関する定常性 136
2 空間・地理の優位へ 151
第4章 グローバル定常型社会へ――ローカルからの出発 163
1 「グローバル・ミニマム」はあるか 163
2 「ローカルからグローバルへ」の全体構造 175
(1) ガバナンス(公-共-私)の構造 176
(2) 「自給と分業」をめぐる構造 184
(3) 各レベルにおける「環境と福祉」の統合 189
参考文献 [209-216]
あとがき(二〇〇八年一〇月末 紅葉の八ヶ岳南麓にて 広井良典) [217-222] -
「世界は成長していく必要があるのか?」
というテーマのもと久々に手にした広井さんの本。
「ないし」「あるいは」が多くて見にくいけど、
結構サクサク読める本でした。
内容としては、これまで成長しない『定常的』な社会はあったわけで、これから世界はそこに向かっていくのではないか。
また、グローバル・リージョナル・ナショナル・ローカルと区分してその中で、環境・福祉・経済のベストミックスがあるのではないか。
といったような話でした(たぶん)。
画一的に「これが理想の世界です」っておしなべてしまうのはそもそも無理があるし、とても納得のいく話でした。 -
著者の提唱する「グローバル定常型社会」について一応読むことができたが、新たな概念であり、だいぶ読み飛ばした場面もあった。
色んなデータ、色んな学説が散りばめてあり、余程の興味がなければ読み通すのは困難であった。
著者プロフィール
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