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Amazon.co.jp ・本 (226ページ) / ISBN・EAN: 9784000226493
作品紹介・あらすじ
幼い頃から和歌山の森と図鑑に遊び、アメリカでの学生生活やキューバでの冒険旅行後に渡英。大英博物館に通いつめ、帰国後は粘菌などの研究や、故郷の森の保護運動で知られる南方熊楠。残された豊富な一次資料から、「楽しさ」に満ちたその生涯を再現し、天才・奇才として捉えられがちな熊楠像を覆す、画期的評伝!
みんなの感想まとめ
多様な知識を持ち、探求心に満ちた南方熊楠の生涯を、親しみやすい現代語訳を交えながら解説した一冊です。著者は熊楠の著作から言葉を選び、彼の人生の歩みや関わった人々、傾倒した事柄を丁寧に紐解いています。特...
感想・レビュー・書評
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南方熊楠は知の巨人と呼ばれ、分野を超えた探究とその著作の多さでも有名。この本は、南方さんの著作の中から言葉を選び、更に親しみやすい現代語訳を交えながら、その人生の歩みを紐解くという構成になっている。著者はさしずめナビゲーターといったところだろうか。その時代時代で出会った人々や、何に傾倒していたかがよく理解できる。ピーター・ラビットのビアトリクス・ポターとニアミスしていた事実には驚いた。
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二〇一六年に慶應義塾大学出版会から出された同著者の『南方熊楠—複眼の学問構想』は博論を元にまとめられた大著だったが、こちらは一見児童向け伝記のようなコンパクトでかわいらしい本。著者は熊楠の文章を引用するたび自称を「ボク」にして現代語訳していて、最初は違和感を覚えながら読んでいたが次第に慣れてしまい、「おわりに」で「本書は、熊楠さんという人のもつさまざまな面について、筆者が主観的に感じてきたことを、読者と共有することを第一の目的としている」(p209)という一文を読んで、なるほどと思った。この本のなかでは、「ボク」は熊楠でもあり、著者の松居竜五さんでもあり、私たち読者でもあるのだ。
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南方熊楠の人物史、人物像を分かりやすく捉えられる一冊だった。
現代語訳での引用もこれから勉強しようという人にとっては非常にありがたいのではないか。 -
熊楠愛あふれる本
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女子栄養大学図書館OPAC▼https://opac.eiyo.ac.jp/detail?bbid=2000069568
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とても読み進めやすい本でした。
博覧強記の天才肌の民俗学、生物学のアマチュア的学者のイメージを持っていましたが、その人生を流し読むことができ、意図した読書ができました。
ピーター⋅ラビットの作者ビクトリアス·ポターと南方との生い立ちの比較や柳田国男や牧野富太郎との接点など興味深く読みました。
南方が息を引き取った日の最後の言葉など生命に一貫して興味を持ち続けた南方らしく、また、昭和天皇へのご進講と神島の話しは、南方へのご褒美の様な気がして心が温まりました。。
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南方熊楠に関する内外のいろいろな書物や論文、書簡から、平易な言葉でかの人となりを語り尽くしている。学問とは、学問への姿勢はかくあるべし、と考えさせられた。南方マンダラ、私自身、偶然や縁あって多数の線が交錯する萃点で学ばせてもらえていると感じることがあり、強く共感させられた。
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対象に向かうまっすぐな姿勢に感銘を受ける。
著者プロフィール
松居竜五の作品
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