熊野観心十界図という誘惑 東アジアの死霊救済儀礼をめぐる精神史

  • 岩波書店 (2024年7月1日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (376ページ) / ISBN・EAN: 9784000226516

作品紹介・あらすじ

熊野比丘尼による地獄極楽の絵解きで知られる熊野観心十界図。極彩色の迷宮のような画面の奥に目を凝らすと、東アジアの死霊救済儀礼の豊穣な世界へと通じる道筋が見えてくる。その原型となった朝鮮の〈甘露図〉へ、さらにその背後にある中国の〈水陸画〉へ、絵画の来た道を遡りながら読み解く、生と死を巡る東アジア精神史。

感想・レビュー・書評

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  • 寡聞にして初めて出会った「熊野観心十界図」。同じように初耳の朝鮮の甘露図・中国の水陸画などをもとに、その歴史と構成を探っていく本書には、まるで一篇の物語を読むような楽しさと、生者に人生を問う大きな迫力があった。単なる図像の解題に終わらない、思っていた以上に心揺さぶられる読書体験となった。

  • ▼東京大学附属図書館の所蔵状況(UTokyo OPAC)https://opac.dl.itc.u-tokyo.ac.jp/opac/opac_link/bibid/2003702057

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著者プロフィール

東京都生まれ。京都大学大学院博士課程単位取得。京都教育大学名誉教授。東アジア恠異学会前代表。著書に『道者と地下人-中世末期の伊勢』(吉川弘文館)、『聖地の想像力-参詣曼荼羅を読む』(法蔵館)、『地獄への招待』(編著・臨川書店)などがある。

「2023年 『中世ふしぎ絵巻 正・続 2巻セット』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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