源氏物語の脇役たち

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 25
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (213ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000227094

感想・レビュー・書評

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  • 源氏物語を彩る個性豊かな脇役たちにスポットを当てサイドから源氏物語の面白さに迫る。

  • タイトル通り、『源氏物語』の重要な脇役たちについて、彼らの果たした役割と魅力を寂聴さんが楽しく書いている。
    源氏物語を読んだことがないと、さっぱりわからないかもしれないが、話を知っている人が読むと、また違った角度から源氏物語を読んでみたくなるのではないだろうか。

    トップに挙げてある朱雀院について、著者はわりに肩を持っているが、「若菜」以降のあのどんよりした暗さをもたらしたきっかけが朱雀院にあると思うと、僕はこのキャラクターがなんとも好きになれないんだよな。
    でも、トップに持ってくる意味は理解できる。

    その他、頭の中将や髭黒の右大臣、惟光、女性陣では弘徽殿の女御、秋好中宮、花散里などについて書かれている。
    源氏物語はかなり緻密にキャラクター設定がされているのだということを教えられた。

  • 作者同様、源氏にはまったく惹かれないけど、ヒロインは惹かれる人物が多数です。
    強いて男性を挙げるなら源氏よりも頭の中将かな?
    脇役も物語を大きく動かすためのキーマンなのだということが繰り返し出てきて、物語としての巧妙さに改めてうなりました。

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著者プロフィール

せとうち・じゃくちょう 1922年、徳島生まれ。東京女子大学卒。1957年に「女子大生・曲愛玲」で新潮社同人雑誌賞、1961年『田村俊子』で田村俊子賞、1963年『夏の終り』で女流文学賞を受賞。1973年に平泉中尊寺で得度、法名寂聴となる(旧名晴美)。1992年『花に問え』で谷崎潤一郎賞、1996年『白道』で芸術選奨、2001年『場所』で野間文芸賞、2011年『風景』で泉鏡花文学賞受賞。1998年『源氏物語』現代語訳を完訳。2006年に文化勲章を受章。他の著書に『釈迦』『死に支度』『わかれ』『求愛』『いのち』など多数。

「2018年 『花のいのち』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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