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Amazon.co.jp ・本 (304ページ) / ISBN・EAN: 9784000227131
感想・レビュー・書評
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対論 建築と時間
(和書)2010年06月13日 15:37
2001 岩波書店 磯崎 新, 土居 義岳
とても面白い本でした。
この本を読んでいたら、勉強意欲が出てきました。
建築というもの時間というものの切り口が面白くとても良かったです。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
とても面白い。建築家としての、人間としてのスタンスにまで話は及んでいる。批評とはそういうものだと改めて思った。
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土居による磯崎新論。各章のつなぎには、磯崎自身による作品注解を基本とした応答まで組み込まれている。「時間」というファクターが磯崎分析に対していかに有効であるのかいまいちわからない。作品発表の後にも次々と自ら批評を加え新たな意味を担わせたり、廃墟に過去と未来を同時に見たり、そういう磯崎のスタンスを示すための言葉だったんだろうか?それはもちろんそうだけれど、それがすべてではない。おそらく、それを空間主義であった近代建築あるいは、あるモデル=永遠性を担保していた古典主義建築と歴史的視点から差別化することに貢献するために用いられた概念だ。これももちろんそうだけれど、これがすべてでもなさそうである。ふむ、結局わかってない。作家や歴史に関する知識の充填という読み方しか出来なかったのけれど、ひとまずそれは読み手の力量不足によるものだと断定しておく。土居の文章はいつもこういう風にしか読めないんだよナー、あまりに頑強で骨太で、噛み砕いて咀嚼できひん。いつか読める日がくるかしらん。
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