経済成長がすべてか?――デモクラシーが人文学を必要とする理由

制作 : 小沢 自然  小野 正嗣 
  • 岩波書店
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レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000227933

作品紹介・あらすじ

グローバル市場での競争力を維持するために各国があらゆる無駄の切り棄てを余儀なくされる時代。短期的な利益の追求を国家が最優先する状況のなかで、人文学と芸術は無用の長物と見なされている。そのことが私たちの社会にもたらすものとは、なにか。科学技術と同様に重要な、強い経済と繁栄のために真に求められるものを提示する。

感想・レビュー・書評

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  • 心理学の内容が多く、興味深かったです。

  • 経済成長への直接的に寄与するところの少ない、文学や哲学といった人文学あるいは芸術に対する風当たりに警鐘を鳴らす人は少なからずいるが、ヌスバウムは対立させることなく、現実的な有効性について語る。

    ゆ〜ても、飽くまで国家の枠の中で教育の語られるとこが気になるが、寧ろ、その辺が抽象論に陥らずに済むのに必要なのかも。

    別にインド系というわけじゃなさそうだが、米国と並んで
    インドの教育や教育者についての言及が多いのが不思議。アマルティア・センと仲良しだからなのかな?

  • 著者自身がマニフェストといっているように著者の思想を述べた本

    所々共感できる部分もあったが、全ての人にデモクラシーに必要な精神を培わせることはできるのだろうか

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著者プロフィール

(Martha C. Nussbaum)
1947年生まれ。ハーヴァード大学博士(Ph. D)。ハーヴァード大学、ブラウン大学を経て、現在、シカゴ大学教授(Ernst Freund Distinguished Service Professor of Law and Ethics)。1986年から世界開発経済研究所(WIDER)のリサーチアドヴァイザー。2004年に発足した「人間開発と可能力アプローチ学会」(Human Development and Capability Association)の第二代会長(2006-2008年)。
主な著書に、The Fragility of Goodness: Luck and Ethics in Greek Tragedy and Philosophy(Cambridge: Cambridge University Press, 1986),Love’s Knowledge: Essays on Philosophy and Literature(Oxford: OxfordUniversity Press, 1990),The Therapy of Desire: Theory and Practice inHellenistic Ethics(Princeton, NJ: Princeton University Press, 1994),Upheavals of Thought: The Intelligence of Emotions(Cambridge: CambridgeUniversity Press, 2001),Philosophical Interventions: Reviews 1986-2011(Oxford: Oxford University Press, 2012)、ほか多数。

「2012年 『正義のフロンティア』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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