憲法と、生きる

制作 : 東京新聞社会部 
  • 岩波書店 (2013年12月26日発売)
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  • Amazon.co.jp ・本 (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000227971

作品紹介

憲法は戦後の「平和」を保障し、「人権」の実現を求める人々を支えてきた。安倍政権のもとで改憲の準備が進められているが、今必要なのは、憲法を変えることではなく、憲法を生かすことではないか。「沖縄」や「福島」など、憲法の光が十分に届かず、犠牲を強いられてきた地域も大きく取り上げ、人々の憲法への思いを記者が徹底取材。第19回平和・協同ジャーナリスト基金賞受賞の大反響連載「憲法と、」を単行本化!

憲法と、生きるの感想・レビュー・書評

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  • 東京新聞社会部編『憲法と、生きる』岩波書店、読了。東京新聞で半年に渡って連載された特集「憲法と、」の待望の単行本化。正反のイデオロギー論争の本ではない。「憲法とともに戦後を生きてきた人々の営みの記録」。 http://www.iwanami.co.jp/moreinfo/0227970/top.html 焦臭い今こそ手に取りたい一冊だ

    トータルに人間の安全保障を骨抜きにする自民党憲法改正案に驚愕するのは私一人ではない。憲法と聞けば九条を思い浮かべるが、誠実な取材から「憲法と、生きる」人々の息吹を伝える本書は、国防だけでなくいかに「あたりまえの生活」を現憲法が保障していたか理解できる。

    憲法とは国家権力を制限する基本法である。秘密保護法、国家安保戦略、新防衛大綱、靖国参拝等々……。立憲主義を否定する安倍首相は本気であろう。その知見を嗤うことは簡単だ。しかし安倍首相と同じくらい私たちも憲法に対して曖昧ではなかったか。

    権力と妥協しない生き方、人間として最低限の生存を保障されるための戦い、本書で示される人間像は、9条だけでなく基本的人権や健康で文化的に生きていく権利を空気の如く保障してきた現行憲法のアクチュアリティを浮かび上がらせる。

    「日本を取り戻す」ことよりの必要なことは何か。私たちの生活の中に「憲法を取り戻す」ことであろう。「本書に登場するような人々の行動によって、私たちの民主主義は磨かれている」。さあ、次に磨くのは私たちの番である。現代社会を理解する上で必携のドキュメント

  • 断片的なエピソードの羅列に留まり、全く理論がない。そして、エピソードの一つ一つも、短すぎて、ドラマになっていないしどこかで披露して使えるようなものにもなっていない。テーマも多すぎて、読み進めていると意識が拡散してしまう気がする。
    憲法の本なのに、エピソードと憲法を結び付けないで終わってしまう章もある。やりたいこと、試みたいことは理解できるけど、憲法という建てつけを取った以上、きちんと要所要所で憲法に言及するべきだろう。
    なんというか、「お花畑」だなーという印象。
    自分が普段お花畑というときは、一般的な意味の「お花畑」とは異なり、一本ずつ花を植えて社会を良くしていこうとする努力の積み重ねの果てに理想としてのお花畑がある、というような、現状追認主義や敗北主義に陥らないための堅実な現実主義、という文脈を表現するのだが。
    本書は、一般的な、悪しき意味での、「お花畑」だなー。
    使える部分が皆無ではなかったので、かろうじて2点。

  • 権力を縛る憲法をないがしろにしようとしている時代だからこそ、読むべき。

  • 福島原発の近くに住んでた人達は憲法違反の状態に置かれている。基本的人権が失われた。

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