建築と権力のダイナミズム

制作 : 御厨 貴  井上 章一 
  • 岩波書店
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本棚登録 : 18
レビュー : 1
  • Amazon.co.jp ・本 (336ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000228008

作品紹介・あらすじ

"権力"は建築や都市空間のあり方にどのような影響を与え、また"建築物"は権力のあり方をどのように規定したのか。政治学、建築史、都市史など多彩な研究者が、さまざまな「権力の館」を渉猟、両者の相関関係を探った共同研究。

感想・レビュー・書評

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  • 御厨先生と井上章一先生の本だから間違いなく面白いだろうと思ったけど、論文集とわかってちょっとためらいが。でも意を決して読み始めたら、面白くてすいすい読めました。建物はすごく費用がかかるし、多くの人の目にさらされるし、当然使うことが目的だし、「美しい」「素晴らしい」と鑑賞したとしても、他の”アート”とはわけが違う。ヒトラーやスターリンが権力誇示のために建築を作ったエピソードは有名だが、この本ははっきりと「権力」に結びつけた題名。でもすべての論文がそうかというとそれほど濃厚ではなかったかも。普段興味持たないことなので面白かった「議場構造論」ひな壇の各国比較、裏方で地味なイメージだけど意外に実力を持つ霞が関の営繕部隊、警視総監と消防総監と権力闘争とGHQこれベスト、比較的ベーシックな展開の政治家と建築家の関係、王道って感じの吉田茂邸論。このあたりが印象に残りました。

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