建築と権力のダイナミズム

  • 岩波書店 (2015年3月25日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (336ページ) / ISBN・EAN: 9784000228008

感想・レビュー・書評

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  • 御厨先生と井上章一先生の本だから間違いなく面白いだろうと思ったけど、論文集とわかってちょっとためらいが。でも意を決して読み始めたら、面白くてすいすい読めました。建物はすごく費用がかかるし、多くの人の目にさらされるし、当然使うことが目的だし、「美しい」「素晴らしい」と鑑賞したとしても、他の”アート”とはわけが違う。ヒトラーやスターリンが権力誇示のために建築を作ったエピソードは有名だが、この本ははっきりと「権力」に結びつけた題名。でもすべての論文がそうかというとそれほど濃厚ではなかったかも。普段興味持たないことなので面白かった「議場構造論」ひな壇の各国比較、裏方で地味なイメージだけど意外に実力を持つ霞が関の営繕部隊、警視総監と消防総監と権力闘争とGHQこれベスト、比較的ベーシックな展開の政治家と建築家の関係、王道って感じの吉田茂邸論。このあたりが印象に残りました。

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著者プロフィール

建築史家、風俗史研究者。国際日本文化研究センター所長。1955年、京都市生まれ。京都大学工学部建築学科卒業、同大学院修士課程修了。『つくられた桂離宮神話』でサントリー学芸賞、『南蛮幻想』で芸術選奨文部大臣賞、『京都ぎらい』で新書大賞2016を受賞。著書に『霊柩車の誕生』『美人論』『日本人とキリスト教』『阪神タイガースの正体』『パンツが見える。』『日本の醜さについて』『大阪的』『プロレスまみれ』『ふんどしニッポン』など多数。

「2023年 『海の向こうでニッポンは』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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