新版 コミュニティ・ソリューション―ボランタリーな問題解決に向けて

著者 :
  • 岩波書店
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本棚登録 : 72
レビュー : 5
  • Amazon.co.jp ・本 (283ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000228206

作品紹介・あらすじ

リナックス・モデルは世界を変えるか。グローバライゼーションとコミュニティ指向へ二極分解するインターネット社会、金属疲労している政府や企業の組織…さまざまな自発的なコミュニティが、新しいやり方で、これらのゆきづまった問題をみごとに解決してゆく。

感想・レビュー・書評

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  • 単純に内容が小難しく、1文の理解に苦しむことが多かったので、読んでいてとても苦しかった。
    課題としてこの本をまとめたことで、厳しかったが力はついたと思う。

  • 私の研究室の先生の著書。

    現代の情報化社会における理想の問題解決のあり方として、「コミュニティソリューション」というあり方を述べている本である。コミュニティソリューションは、「内発的発展」というあり方とも似ているらしい。

    市場、政府の限界を示しながら、
    コミュニティソリューションという問題解決のあり方を具体例(主にヒューマンサービスに関わるもの。コミュニティソリューションはヒューマンサービスを得意としているものらしい)を示しながら提示している。
    また、本書に出てくる「弱さの強さ」という概念を説明する時に、ゲーム理論的な考え方が応用されている。ハーバードサイモンの「合理的選択モデル」の話やグレゴリーベイトソンの「学習モデル」の話とも関わってくる部分が多い。
    また著者の「ボランティアーもう一つの情報社会」の話とも通ずる部分がある。

    キーワードは、「ソーシャルキャピタル」「コモンズ(情報と関係性の共有地)」「「弱さの強さ」「相互信頼」「ボランタリー(自発的)」「フラジャイル」

    5章の3編に書かれているコミュニティスクール構想を例にした話は、現在では話しとしては古くなっているものらしい(著者談)。

  • メンバーが自己の利益を最大化しようとすることで全体の利益が損なわれるという「共有地の悲劇」の解決策としてこれまで採られてきたのは、権力(政治力や刑罰)等で解決しようとする「ヒエラルキー・ソリューション」や、経済的な仕組みを導入することで解決しようとする「マーケット・ソリューション」であった。しかし、実際にはこれらの方法で解決できない問題が、特に現代の世の中にはかなり存在する。本書で提唱されている「コミュニティ・ソリューション」は、こうした問題を解決する「第3の方法」である。
    http://d.hatena.ne.jp/hachiro86/20080110#p1

  • 個人的には嫌いな本ではないのだが、周りの評価はいまいち。「ソーシャルイノベーション」という学問自体まだ未発展な部分が多いので、今後に期待したい。

  • 「ボラ経」の噛み砕いた版として出版された…のかどうかは知らないが、よく分かるコミュニティ論文献であることは間違いない。いきなり交響楽団の話で始まって「何のこっちゃ」と思うが、その他にも奇妙な例が続々登場する面白本でもある

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著者プロフィール

2016年11月現在現在,明治大学経営学部特任講師,慶應義塾大学名誉教授

「2016年 『ソーシャルインパクト・ボンドとは何か』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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