ことばを鍛えるイギリスの学校: 国語教育で何ができるか

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  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (219ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000228312

感想・レビュー・書評

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  • 言葉を使って人の意見や考えを理解し、自分の意見をまとめるというのは、教育の基盤として本当に大事な作業だと思う。日本の学校では全然足りてないよなぁ。 読解力がなくて文章題が苦手なわが子のことが心配。

  • 2003年刊行。

     イギリスの初等・中等教育における母国語教育のありようを、子供を英国学校に進学させたことによる具体的経験と、リサーチを通じて描く。かなり詳細に書いているので、実情がわかり有益な一書。
     ここまですれば、イギリス人の母国語教育も相当程度の効果があるようにも思うのだが、本書の記述によれば、どうも十分ではないと考えている節がある。
     それが、カリキュラムに起因するのか、高度の要求水準に起因するのかは判然とせず。
     この点は掘り下げて欲しい。また、個人的には、国語教育に偏重しすぎで、数理を軽視しすぎの感あり。

  • 実際にイギリスの教育課程に自分の子供たちを通わせた著者による比較教育のエッセイ。ところどころ頷く点もあるが…と行ったところ。ギャップ制度の効用は検討されるべきだろうし、論理や小論文、読書への取り組みについては、学ぶべきところも多い(のだろうか?)。

  • イギリスの国語(英語)政策を知ることは重要。しかし、本書は著者の息子たちが主な事例のため、エビデンスに欠ける。読み物としても、平板だ。つまり、エッセイとしても学術書としても中途半端なのだ。

    ・イギリスの社会通念「子どもは話すことによって学ぶ」
    ・科目選択の基準(関心、能力、組み合わせ、功利性、職種との関連)
    ・P204の差別意識
    ・能力別グループについての議論

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