心で知る、韓国

著者 :
  • 岩波書店
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  • Amazon.co.jp ・本 (269ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784000228572

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  • 心、身体、愛、美、文化、人間関係、社会、言葉、宗教、空間、時間、他者、のキーワードで韓国を綴る。韓国の儒教やシャーマニズムを研究する著者は、電通に勤務後、ソウル大学の哲学科に留学する。韓国、隣国だけど、近そうでどこか違いがある。韓国人は日本人の「本音」と「建前」を嫌がるという。本音を隠すのが信用できないらしい。翻って韓国人は「理」と「気」であり、それは相反するものではなく、単にどちらをその時に前面に出しているかということのようだ。

  • ご多分に漏れず、「冬ソナ」以降にハマった韓国ドラマの数々に、見出してしまう「パターン」の不思議さ、面白さを見事に解説してくれる1冊でした。
    儒教等の思想の歴史などがわかりやすくて面白かったし、何より、中に紹介されている韓国人著書に興味を持ちました。翻訳もあるみたいなので、読んでみようと思ったなり。

  • 書名に惹かれ
    作者に惹かれ
    もっと性善説的に韓国をしろうよ〜!という意味も込めて今回手にしております。12にキーワードを元に、韓国人が何をどう意識して行動しているのか、その種族の原点に入り込んだ内容だと思いました。なかなか読みやすい一冊。

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著者プロフィール

小倉 紀蔵(おぐら・きぞう):1959年生まれ。京都大学教授。専門は東アジア哲学。東京大学文学部ドイツ文学科卒業、韓国ソウル大学校哲学科大学院東洋哲学専攻博士課程単位取得退学。著書に『心で知る、韓国』(岩波現代文庫)、『韓国は一個の哲学である』(講談社学術文庫)、『朝鮮思想全史』『新しい論語』『京都思想逍遥』(以上、ちくま新書)、『弱いニーチェ』(筑摩選書)などがある。

「2023年 『韓くに文化ノオト』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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