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Amazon.co.jp ・本 (224ページ) / ISBN・EAN: 9784000228626
みんなの感想まとめ
心の深層に迫る体験を通じて、自己理解を促す内容が展開されています。著者は、心理療法の視点から人間の感情や意識の複雑さを解説し、読書を通じてそれらを探求する楽しさを伝えています。柔らかな語り口の中に、時...
感想・レビュー・書評
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心の扉を開く2006=こころの読書教室2014
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過去に読んだかな…と思ったけど多分初読の本。柔らかい語りのなかに時折スパッと無意識に切り込んでくる言葉やエピソードがあり、村上春樹氏との対談本を再読(再再読?)したくなった。
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昨日アジアカップの決勝で日本が負けた。とても悔しい気持ちだった。運が悪かったとか、ケガがなければ、とか考えちゃう。
そのあと、ザッピングしてると大坂なおみがなぜ勝てたか、という特集がやっててぼんやり見てた。戦略とかトレーニングとかもちろんあるけどテニスって見てて思うけど、メンタルの部分大きい。で、なおみはマチュアを大切にしてるんだそうな。それは受け入れるということだそう。
ふーん、と思って寝たら夢を見た。
夢では、サッカーの合宿に行ってて、自分はベンチから見てるけど、2-1とかで負けててなかなか点が入らない。で、最後、1点入れられた、とこで起きた。試合出てるのは高校の友達、コーチは中学の時のコーチなのはよくわからないけど夢ってそういうもんだよね。
で、起きた時に、すごい悔しい気持ちが残ってて、これはカタール戦見終わった時の後味に似てると思った。スコアも一緒だし。
そしたら、ふと、試合後のインタビューで森保さんが言ってた言葉が浮かんだ。負けたということは相手が強かったからだ、と。試合後すぐにこの言葉を言えるのはすごいな。なるほど、これがマチュアか!と思った。
そして、この夢が隼雄さんが言ってたアニマ(アニムス)か!と思ってみた。
己を超えるもの、が何かを示唆しようとしているのか?!と。けど、わからない。
心の話は難しい。実体がないので捉えるのも難しい。
ヌミノーゼ体験というのがあり、それは己を超えるものが「ある」ということを体験すること。けど、定義することやそれが何か言い当てることはできないものなんだと、オットーさんが言ってる、と書いてある。
だから著者はたくさんの本を紹介して、その感覚を共有しようとしてくれてる。
そして、語り始めると長くなるんだと書いてある。
その気持ちはよくわかる。だって、そんなつもりなかったのにもうこんな長い文章書いてるし。 -
河合隼雄先生の読書案内。
いくつか読んだ事のある本もあり、心理療法の専門家からみた見方というのが面白い。
人の感情というのはわかりやすく表出されているものは本当に一部でしかないんだなと改めて実感。そういう中で、読書によってその感情や意識の中に深く深く潜る体験を知らず知らずのうちにしているのかなと感じた。 -
河合隼雄さんが、4章にわけ、おすすめの本を心理学の視点から紹介されている本です。
本に文脈が与えられているので、脈絡なく羅列されているより、中で紹介されている本を読みたくなりました。
http://flowerkayoko.blogspot.jp/2015/02/blog-post_16.html -
心理学者の先生による読書案内+心理学の話。
「無意識」の話など、ド素人の私にはまだ少し難しい部分もあったが、久しぶりに深く考えるということをするきっかけとなった。色々と興味深いことが書かれていたので、もう一度じっくりと読み込んでみたい。
また、読書が本当にお好きなんだなということが滲み出ていて、よし、本を読もう!という気にさせられる。
一度読んだ事がある話でも、こういう見方もあるのか、とハッとさせられる。
心、人間、命とは、ほんとうに不思議なもの。
それを言葉で紡ぎ合わせて編んでいる本は、ほんとうに素晴らしいもの。 -
また、ゆっくり読みたい本です。
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著者によるおすすめ本を心理学の話を絡めながら紹介。川合さんの語るような文体ですらすらと読める。
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この本を機に、心理学の本から小説へと読む本がシフトし、小説の中へ心の骨を見出すようになりました。私が記憶する限りでは河合隼雄さんの生前最後の本かと思います。
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河合さんが推薦する本を各章5冊ずつ20冊あげつつ自我と奥に潜む無意識の世界深層心理、魂、もう一人の自分、自己実現と話を深めていく。
そういえば自我よりも深層心理のほうが領域は広く、自我は氷山の一角くらいでしかない、見えない部分のほうが大きいと聞いたことがある。
その扉を閉ざしただけでは自我は干からびてしまうがうまくコントロールしないとキチンとした社会生活をおくれなく場合によっては病気になる。
多くの文学はそうした自我と心の関係をテーマにしていることが分かる。ふと自分の心の扉の奥の存在ってどうなんだろと考えてしまう。
「いい本とは著者の心が伝わり、自分の心もわかっていく」と書かれているがこの本もそうした一冊でしょう。
いつものように、「そうかぁ、これはタイヘンだ。いろいろ考えんと。」と慌てさせる。もっともすぐ分かるというのは役にたたないとも書いてあるが。
気になった言葉の一例
「魂というのは心と体以外に、もう一つ、わけのわからん存在があるのだ という風に考えるとすごく面白い」
「魂というのは、魂という限り、私があなた方とつながっているというだけでなくて、木とも蛙とも何とでも全部、つながっているということになるのではないかという気がしてきます。」
こうした大事な心をテーマにしたことを分かりやすく説くという人、他に知らない。かえすがえすも惜しい人を亡くしたものです。
今回は「内なる異性」
これは心理学では有名な話ですが、心の中には異性がいるという考え方で、アニム(♀)、アニムス(♂)と言う。
自我の深いところに人間の魂があるとすると、魂はそのままでは自我には分からないけど、夢に出てくる女性が魂のイメージになる例が多いそうです。そのことでその人の魂のあり方が分かる。
精神病になると海で溺れている女性を助けるといった夢を見るそうです。その女性は魂そのものなんですね。
次に内なる異性は外に投影されて、内なる異性のイメージに近い人に恋愛感情を持つことになりやすいらしい。魂が惹かれているのでその引力は強いものになる。
内なる異性のイメージの造型には女性であれば父親、男性であれば母親の存在が大きいので、そのことで好きになる異性も両親に似てる人になったりする。
人間は、社会に対して適応するようなものを身につけないといけない。それをペルソナというが、内なる異性のイメージがそれを破壊するような動きをすることもある。不倫などがそうだ。
ぺルソナと内なる異性の相克は多くの文学のテーマである。例えば「ロミオとジュリエット」がそうである。
『人間が生きているということ、あるいは、人間だけでなくて、ねずみが生きていることも、ハトが生きていることも、全部すごくて、そういうのの、みんなのつながりとして魂があるということになりはしないか。ひょっとすると、魂というのは、魂という限り、私があなた方とつながってるというだけでなくて、木とも蛙とも何とでも全部、つながってるいということになるのではないかという気がしてきますね。』
という話が印象的。東洋的思想ですね。 -
臨床心理学者の薦める本を理由を説明しながら紹介しているのが興味深かった。
何冊か読んでみたい本が増えた。 -
河合隼雄さんの本をしっかり一冊読めた初めての本です。
図書館で見つけて、あまりの面白さにハイスピードで読めました。
とてもわかりやすい言葉の、話し口調の文でとっつきやすいと思います。
内容は、河合隼雄さんがテーマにそって本をご紹介されていくというもの。
そのいくつかを私も読みましたが、とてもよかったです。
まだまだ読めてないものもあるし、中にはハテナ?となるような難しい文章もちょこちょこありますが、
それも全然気にならないくらい。
簡単なようで深い一冊です。 -
初・河合隼雄。面白かった、こういう風に文学作品や絵本にアプローチする方法もあるんだ、と思った。
どうも周りに行動療法系の方が多めで、精神分析やユング派には難色を示される方もいて河合さんへの印象って正直あまりよくなかったんですが、これを読んだら語り口や世界観が結構私の性に合っていて、これからもっとこの方の著書を読んで、真っ向から日本の心理学に触れてやろうと(笑)思いました。
というか、私は村上春樹が好きな人が好きなのですよ。はは。
紹介されていた作品が気になるのばかりだったんで、早速これから読んでいこうと思います。
特に絵本には興味があるし。卒論、こういう方面でもっていきたいんだよな…パトグラフィーをもう少し臨床寄りにするというかなんというか。
この本が好きな人におすすめの本
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