国家の構築と解体 多民族国家ソ連の興亡 (2)

  • 岩波書店 (2007年3月27日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (310ページ) / ISBN・EAN: 9784000228756

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  •  ソ連邦の誕生から解体まで、その大枠的な時系列整理と論点を非常に分りやすく、しかし綿密のまとめた良作。研究者の為の研究書とも言える心地よい論理構成と論理展開をする本書だが、その一方で一般の人には理解出来ないような専門書でもあり、価格も高過ぎる。美や芸術と同じで専門職、いわゆる職人としての作業を美しいと感じる事が出来るかもしれないが、ではその研究とは現在のどのような意味を有しているのか、そしてどのような具体的な還元があるのかという意味では、まさに氏が冒頭にあげる「国家の構築と解体」という普遍的テーマがあるのであろうが、冒頭の問いかけは気がつけば、ソ連史という著者のフィールドの中でぼけて、最後にはソ連と言う枠組みにどっぷりとはまり一般化の議論は消えてなくなるような気もする。

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著者プロフィール

【著者】塩川伸明(しおかわ・のぶあき)
1948年生。東京大学教養学部教養学科卒業、同大学院社会学研究科国際関係論専攻博士課程単位取得退学。東京大学社会科学研究所助手、東京大学大学院法学政治学研究科教授を経て、2013年より東京大学名誉教授。
専門はロシア・旧ソ連諸国政治史、比較政治学。
主要著書に『現存した社会主義─ リヴァイアサンの素顔』(勁草書房、1999年)、『多民族国家ソ連の興亡』(全3巻、岩波書店、2004-2007年)、『民族とネイション─ ナショナリズムという難問』(岩波新書、2008年)、『冷戦終焉20年─ 何が、どのようにして終わったのか』(勁草書房、2010年)、『民族浄化・人道的介入・新しい冷戦─ 冷戦後の国際政治』(有志舎、2011年)、『ナショナリズムの受け止め方─ 言語・エスニシティ・ネイション』(三元社、2015年)、『歴史の中のロシア革命とソ連』(有志舎、2020年)、『国家の解体─ ペレストロイカとソ連の最期』(全3冊、東京大学出版会、2021年)、現代史の起点─ソ連終焉への道』(岩波書店、2025年)。共編著に『ユーラシア世界』(全5巻、東京大出版会、2012年)、編著に『ロシア・ウクライナ戦争─ 歴史・民族・政治から考える』(東京堂出版、2023年)など。

「2025年 『脱領域の読書』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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