ここにいること 地下鉄サリン事件の遺族として

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  • 岩波書店 (2008年3月14日発売)
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Amazon.co.jp ・本 (208ページ) / ISBN・EAN: 9784000228831

みんなの感想まとめ

この作品は、1995年の地下鉄サリン事件を通じて、被害者遺族としての苦悩や再生の過程を描いています。著者は、事件で夫を失った経験をもとに、長年にわたる裁判やメディアとの向き合い方、そして心の癒しの場を...

感想・レビュー・書評

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  • 著者、高橋シズヱさんは、1995年3月20日の地下鉄サリン事件でご主人を亡くされた遺族の方です。

    で、本書の内容は、BOOKデータベースによると、次のとおり。

    ---引用開始

    一九九五年三月二十日の地下鉄サリン事件を境に、“被害者遺族”としての日々が始まる。席を確保することから始まった十年以上にわたる裁判の傍聴、押し寄せるメディアとの対応。さらに、被害者遺族の癒しの場をつくっていくことー。そのなかで、みずからの生き方を模索し、新たに見出していった軌跡を、そして、遺された家族の再生を、こまやかなタッチで描く。「いまここにいること」の大切さが伝わってくる一冊。

    ---引用終了


    早いもので、地下鉄サリン事件が起きてから30年になります。
    その地下鉄サリン事件は、ウィキペディアによると、次のとおり。

    ---引用開始

    地下鉄サリン事件(ちかてつサリンじけん)は、1995年(平成7年)3月20日に日本の東京都で発生した同時多発テロ事件。警察庁による正式名称は地下鉄駅構内毒物使用多数殺人事件(ちかてつえきこうないどくぶつしようたすうさつじんじけん)。日本国外では「英: Tokyo Sarin Attack」と呼ばれることがある。

    ---引用終了


    ●2025年3月21日、追記

    以下は、朝日新聞より抜粋。
    事件現場の一つである東京メトロ霞ケ関駅にて。

    「霞ケ関駅の助役だった夫の一正さん(当時50)を亡くした高橋シズヱさん(78)も午前10時ごろ、献花に訪れた。事件以来、毎年献花に訪れている。一正さんはサリンが入った袋を片付け、搬送先の病院で亡くなった。」

  • 霞ケ関駅に勤務していた夫、高橋一正さんがサリン被害で亡くなった。
    事件の日から始まった、高橋シズヱさんの遺族としての日々。

    ---------------------------------------

    高橋シズヱさんがその時々に思ったことが書いてあった。もちろん事件を起こしたオウム真理教や麻原(松本智津夫)に対して怒っていた。司法解剖時の警察の対応やマスコミ報道、被害者の会の運営、息子さん娘さんとの関係なんかにも苛立ったり憤ったりしていた。
    ネットで検索すれば、地下鉄サリン事件についての情報は読みきれないほど出てくる。けれど、遺族の立場から事件を見ることはなかなかできない。そういった点で、高橋シズヱさんの視点は貴重だと思う。

    家族を殺された遺族と、事件後も後遺症に苦しむ被害者で意見が食い違ってくるあたりにリアルを感じた。

    松本智津夫の弁護人の言った「三千八百人の被害者一人ひとりの証言が必要になる」や「遺族の了解も得ずに勝手に保存した臓器を使って研究するのか」といった発言は確かにその通りで、弁護士ってやっぱり賢いんだなと思った。

  • オウム真理教が起こした平成史に残る
    大事件、地下鉄サリン事件にて無くなっ
    た旦那様の奥様であるシズエさんの手記。

    遺された被害者遺族の悲痛な叫びなど
    見ていて苦しくなるような気持ちになりました。

    何年経とうが癒えない傷です。
    事件当時の事が鮮明に書き記されています。

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